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理事長所信等

スローガン

理事長



3Re (スリー)
~Revival・Reconstruction・Regeneration〜

一般社団法人真庭青年会議所 第55代理事長 本多 浩三


基本理念

歴史・先達に学び 自律心と行動力により 次世代の社会を創生する


基本方針

・半世紀を超える歴史から学び現在に活かせる組織を再興する    
・会員拡大による強固な組織の再構築
・刷新された組織による次世代を担う人材の育成
・未来を見据えた投資により次世代の為のまちづくりを展開する


一般社団法人真庭青年会議所 2017年度 理事長所信

【はじめに】
 現代から遡ること60余年、荒廃した戦後社会の中「新日本の再建は私たち青年の仕事である」として立ちあがった青年たちにより日本の青年会議所運動はスタートしました。私たちの住むこの真庭の地に於いても、同じ志を持ち真庭青年会議所が運動を興して半世紀が過ぎました。私たちの先輩方が行ってきた青年会議所の運動・活動は戦後復興・高度経済成長を牽引し支え、現在の日本の経済・社会・文化を形成してきたことは周知のことと思います。
 努力や苦労を重ねていけばいつか必ず報われる、正直に真面目に向き合っていけば自然と救われるといった好循環が当り前であった日本社会が、所謂バブル経済崩壊・失われた20年を経て、真面目に努力した者が相応の報いを得られ難い社会構造へと変わってきました。国家・社会に対する国民の不満は増大し、結果としてポピュリズムにより作り上げられた政治・社会に国民が翻弄されるという先の見えない負のスパイラルの中にあります。将来に対する希望が見出せない社会に於いては必然的に今日明日の報いを求め、自らを主体とした考えが中心となり、目に見える結果を重視するあまり未来に対する投資が後回しになってしまいます。モノが溢れ、飢餓に苦しむことを知らず生活を送ってきた私たちの世代は、与えられることを当然とし足るを知らない世代と言っても過言ではないかもしれません。私たちの先輩方が青年会議所運動を興し展開した時代には、モノが無くとも夢や希望があったからこそ今の日本を築くことができたのではないでしょうか。モノがあっても希望が見出せず不安の渦巻く現在も、戦後日本と同じく荒廃した社会と言えるように思います。
 今こそ「新日本の再建は私たち青年の仕事である」として私たち青年会議所が立ち上がる時であり、自らを律し将来世代のための社会構築を目指し目の前の益に翻弄されることなく、地域から社会を変えていくべき時なのです。

【Revival】
 真庭青年会議所の半世紀を超える歴史の中には先輩方が築いてこられた確かな伝統と英知が集積されています。会員数の減少に伴い、また社会構造の変革に伴って私たち青年会議所の在り方や意義も時代毎に変わってきているように思います。変えるべきは変え、変えてはならないものは変えず脈々と受け継がれてきた運動・活動も、長い歴史の中では埋もれてしまった良きものも多々あるのではないでしょうか。新たな時代に挑戦していくにあたり、私たちがまずすべきはその歴史から学ぶことであり揺るぎない運動の根幹を改めて見つめ直すことだと考えます。本筋を見極めた上で重くなった枝を打ち根元に光を届けることが将来への成長へと繋がっていきます。真庭青年会議所の特色に光が届くよう足元を固め、頭を軽くすることで持続可能な組織の基礎を作り、組織体そのものの再生を図ります。

【Reconstruction】
 組織が変わるためには大きなエネルギーを必要とし、その源は青年会議所メンバー個人であります。会員数の減少は直接的に組織の弱体化につながり、メンバー個人にかかる負担を増大させることで変革に必要なエネルギーを奪いかねません。社会・地域を変えるためには組織の変革が必要不可欠であり、その変革のためには会員数の拡大もまた必須であることは言うまでもありません。私たちの住む真庭圏域は2014年日本創成会議において消滅可能性都市としてリストアップされました。時代や社会の流れに身を委ねているだけでは私たちの街は消え無くなっていくのです。つまり私たちが愛するこの街には変革が求められており、それを牽引する同志が必要とされているのです。変革と拡大はどちらかが先に始まるものではなく併行して進んでいくものであり、またどちらも緊急性のある課題であることも自明となっています。私たちの掲げる理念を広く地域に発信し同じ志をもって活動していけるメンバーを一人でも多く増やしていくことで組織の再構築を図ります。

【Regeneration】
 私たち青年会議所のメンバー各自が自律心を持って確固たる目的に向け邁進することで青年会議所という組織に変革をもたらし、時代に即した、地域に必要とされる団体となり社会に変革の波を起すことが可能となるでしょう。しかしその変革は一朝一夕に成し遂げられるようなものではなく地道な努力と多くの時間を必要とします。目の前の成果に囚われることなく次世代を担う人材の育成に努めることで、新たな世代が生きる未来が豊かで実りのある時代となることと思われます。一方で、真庭市の10代の投票率は全国平均・岡山県平均を下回っており、端的に政治・社会そして地域への若者の無関心を現しているように思われます。地域への無関心は地元への愛着を無くし、街の衰退へと繋がっていきます。真庭圏域の再興には次世代の力が必要であり、その育成は私たち青年の手にかかっています。地域・人材資源に働きかけ、変革と成長を促すためには自らがその先頭に立つ必要があります。私たち真庭青年会議所は自らを変え組織として成長し、次世代に投資をすることで地域の新生を図ります。

【むすびに】
 真庭青年会議所が誕生し半世紀が過ぎ、当初掲げられていた「真庭市をつくろう」という運動は現実のものとなり真庭市誕生から10年が過ぎました。今現在の真庭青年会議所に求められている運動は「より良い真庭市をつくる」ことであり「明るい豊かな社会の実現」を目指して進むことに他なりません。物質的な豊かさには恵まれつつ、精神的な豊かさの足りない今を生きる私たちが、自らのために行動するのではなく未来を生きる次の世代のために努力をすることでのみ混沌とした社会に大きな変革をもたらし、新日本の再建が出来るのです。地域における次世代への小さな一歩が日本を、社会を変える大きな足がかりとなるよう未来を見据え着実に歩みを進めてまいります。





事務局

一般社団法人真庭青年会議所

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