活動報告

Activity

2018年06月18日

第53回シンポジウムを開催しました!

平成30年6 月14 日(木)に、川崎医科大学総合医療センター (岡山市北区中山下)において、第53 回シンポジウムを開催しました。

今回は、「健康科学と消化管、微量金属、そして、がん予防」と題して、「食」を中心に食べ物が入って出ていく消化管、飲水によって健康被害をもたらす微量金属、そして食べ物でのがん予防の試みをご紹介いただく3名の講師の方をお招きしました。

まず初めに、川崎医科大学健康管理学の鎌田智有先生に「健康管理と疾病予防~消化管疾患を中心に~」と題して、胃がんと大腸がんに焦点を当てて、ピロリ菌、内視鏡の有用性、さらには3D大腸CTでの検診などの話題にも触れていただきました。。

次に、徳島文理大学薬学部衛生化学研究室の角大悟先生により「ヒ素化合物の二面性-Angel or Devil―」と題して、ヒ素化合物を含む地下水飲水による健康障害、反対に薬剤としてのヒ素の可能性について、お話し頂きました。

最後に、京都府立医科大学大学院医学研究科分子標的予防医学の堀中真野先生から「食べて防ごう!がん分子標的予防への挑戦!」と題し、主に食品成分によるがん予防の基礎研究から最新の産学連携による将来への期待も含めて膨大なデータをご紹介頂きました。

また、同シンポジウム内において『第19回学生プレゼンテーション』が開催されました。今回は、岡山大学と倉敷芸術科学大学からの4名の学生により、プレゼンテーションとポスターセッションが行われました。

おかやまバイオアクティブ研究会では、シンポジウム、視察見学会、研究室訪問などを開催しております。生理活性物質・医薬品関連技術等に携わる皆様は、ぜひ入会を御検討ください。
http://www.optic.or.jp/bioactive/entry/entry_register.html