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2012/11/14(水) 第6回OMIC事業推進セミナー

第6回 OMIC事業推進セミナー

【日 時】 平成24年11月14日(水) 14:00~15:05
【場 所】 岡山大学鹿田キャンパス 総合教育研究棟1階 データ解析検討室
       (地図http://www.okayama-u.ac.jp/jp/shikata_j.html
【参加費】 無料

【主 催】 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科産学官連携センター、特定非営利活動法人メディカルテクノおかやま


◆プログラム
1.開会挨拶 14:00~14:05
 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科産学官連携センター長 公文 裕巳 

2.講演 14:05~15:05
「MALDIの基礎からMSイメージングへの応用」
 株式会社島津製作所 分析計測事業部 グローバルアプリケーション開発センター ライフサイエンスG グループ長 古田 大 氏

 質量分析の一手法であるMALDI-TOF MS(Matrix-assisted laser desorption / ionization time-of-flight mass spectrometry)はタンパク質の同定やその翻訳後修飾の構造解析など、生体分子の精緻な分析に威力を発揮しています。これらは主に対象試料の単離・分画を前提とした技術展開ですが、近年このMALDI-TOF MSを用いて、組織切片をはじめとする生体試料を直接分析する試みが活発化し、医学・生物学をとりまく先端計測技術として注目を集めています。なかでも質量分析結果をマススペクトルだけでなく、二次元の質量分布で表すMALDI-MSイメージングは世界中の多くの研究者がその技術開発・向上に取り組む大変ホットな分野です。これは組織切片上に存在する様々な生体分子や投与薬物をMALDI-TOF MSで測定し、そのデータを位置情報とともに質量分布として変換するものであり、今まで質量分析には直接接点のなかった、病理学や薬物動態研究などの種々の領域でその応用性が期待されています。
 今回はMALDIを中心にして測定原理など質量分析の基礎を概説するとともに、MSイメージングについて「どのように行うのか」「何が見えるのか」等、その現状と可能性を議論したいと思います。


◆参加者 47名

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