活動実績

2013/06/12(水) 第96回岡山県医用工学研究会セミナー

第96回 岡山県医用工学研究会 平成25年度 第1回セミナー・交流会

温故創新~次世代ライフイノベーション~

【日 時】 平成25年6月12日(水) 13:30~19:00
【会 場】 岡山大学鹿田キャンパス
       セミナー:地域医療人育成センターおかやま3階講義室(MUSCAT CUBE) / 交流会:カフェテリア・バンビ
【参加費】 セミナー:無料 / 交流会:会員1,000円(非会員3,000円)

【主 催】 岡山県医用工学研究会
【共 催】 特定非営利活動法人メディカルテクノおかやま
【後 援】 科学技術振興機構 産学連携展開部、日本生体医工学会中国四国支部


◆プログラム
1.開会挨拶 13:30~13:40
 岡山県医用工学研究会会長・NPO法人メディカルテクノおかやま理事長 公文 裕巳

2.話題提供 13:40~14:10
「当社におけるライフサイエンス事業への取り組みと今後について」
 株式会社メニコン 新規事業企画管理部 永井 祐介 氏

 株式会社メニコンではライフサイエンス事業部において、コンタクトレンズ事業で培った開発力や技術、そして何より安全性へのこだわりを眼科分野以外へも展開すべく、生殖補助医療や先端医療、研究用機器の分野での新製品の販売を開始している。これらの中には岡山大学との産学連携の成果もあり、共同研究者の立場から製品の紹介と今後の展望について紹介する。

3.講演 14:10~15:00
①「トランスレーショナルリサーチには何が必要か」
 大阪大学大学院医学系研究科 医療経済産業政策学 准教授 内閣官房健康・医療戦略室企画官 浅野 武夫 氏

 医療の領域においては、臨床側のニーズ或はシーズを実用化に向かわせる、所謂トランスレーショナルリサーチというプロセスが非常に重要な意味を持つ。このプロセスをスムーズに通過して新たな医療を実現するためには、アカデミアと企業の連携、そして行政側の支援が不可欠である。本講演では、医療イノベーション創成を実現するための「トランスレーショナルリサーチには何か必要か」について、国の政策の方向性も紹介しながら、アカデミア・企業それぞれへの期待について、これまでの自身の経験も踏まえ、課題提起を行う。

【休憩】 15:00~15:20

「我が国の医療機器産業の将来展望-医工連携で医療イノベーションを起こす」 15:20~16:10

 テルモ株式会社 研究開発本部研究戦略部 部長代理 三澤 裕 氏

 我が国の成長戦略の柱として医療分野への期待が高まっている。国は研究開発の活性化や産業振興に向けた施策を進めようとしている。本公演では、これら施策と医療機器産業の現状を踏まえ、我が国の医療機器開発の目指す方向やその進め方について、海外の取り組みも交えてお話しする。さらに、海外に展開できる医療イノベーションをいかに起こすかといった話題提供を行う。

4.特別講演 16:10~17:10
「82年のわが人生を語る ~無から有を生み出す創造の楽しさ~」
 株式会社メニコン会長  田中 恭一 氏

 日本で初めて角膜コンタクトレンズの実用化に成功したきっかけは、19歳の頃、勤務先の眼鏡店にお客様として来店した米軍将校夫人とのちょっとしたやりとりでした。見たことさえなかったコンタクトレンズに取り憑かれて、素材の探索やデザイン設計、製法の開発、装用テストまで全くの独学で研究を始め、メニコンを起業、現在に至るまでコンタクトレンズの開発に捧げた私の人生を振り返ってお話し致します。

■ 交流会 17:30~19:00


◆参加者 セミナー 89名  /  交流会 44名

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