活動実績

2011/02/09(水) 第87回岡山県医用工学研究会セミナー

第87回 岡山県医用工学研究会 平成22年度 シンポジウム・交流会

今回のシンポジウムでは、産学官連携の話題として、鳥取県が進める「とっとりバイオフロンティア」事業の概要を鳥取大学大学院の押村教授から、またOMICで研究開発の準備が進みつつある分子イメージング関連の話題を、京都大学大学院の佐治教授と島津製作所の小関主幹研究員に講演して頂きました。講師の先生方の熱気あふれる講演が印象的でした。

【日 時】 平成23年2月9日(水) 14:00~19:00
【場 所】 岡山大学鹿田キャンパス
       シンポジウム: 附属図書館鹿田分館3階情報実習室 / 交流会:カフェテリア・バンビ
【参加費】 シンポジウム:無料 / 交流会:会員1,000円(非会員3,000円)

【後 援】 JSTイノベーションプラザ広島、岡山大学ナノバイオ標的医療イノベーションセンター(ICONT)、日本生体医工学会中国四国支部

◆プログラム◆
1.開会挨拶 14:00~14:05
 岡山県医用工学研究会会長、NPO法人メディカルテクノおかやま理事長 公文 裕巳

2.話題提供シリーズ 産学官連携の展望 14:05~15:10
「鳥取県バイオフロンティア事業 ー染色体工学技術を用いた医学・薬学及び食費員産業支援システムの構築を目指して-」
 鳥取大学大学院医学系研究科 教授 押村 光雄 氏

 ヒト人工染色体はホストゲノムに組み込まれることなく、複数の遺伝子を同時に搭載でき、遺伝子の本来の制御領域を含む大きなゲノムサイズを搭載できる徳漁を持っている。この特性を活かし、医薬品や食品の機能性や安全性を発光などで評価できるヒト化モデルマウスや細胞を作製している。今回は、特にヒト人工染色体を用いたバイオフロンティア事業の概要とそれに至った経緯についてご紹介し、岡山での事業の接点を探りたい。

【休憩】 15:10~15:30

3.【特別講演】-分子イメージング技術の最前線-
 ①「島津製作所の分子プローブ開発への取り組み」 15:30~16:20
 株式会社島津製作所 基盤技術研究所 主幹研究員 小関 英一 氏

 
 島津製作所の分子イメージング事業への取り組みを分子プローブ開発を中心に紹介する。具体的には産学連携及び医工連携により推進している生体適合性ナノ粒子「ラクトソーム」を用いた蛍光、PETプローブ及びマイクロ流路を用いたPETプローブ合成装置の開発事例を紹介する。
 
②「分子イメージング研究の現状と展望」 16:20~17:20
 京都大学大学院 薬学研究科教授 研究科長 佐治 英郎 氏

 分子イメージング法は、動物やヒトを直接対象として、生体内での分子の分布動態、分子生物学、生化学的なプロセスの空間・時間的分布の情報を画像として目に見える形で得ることができることから、臨床診断、医薬品開発などへの応用が注目されている。本講演では、PET、SPECTという放射線を利用する方法を中心に、分子イメージング研究開発の現状を今後の展望について紹介する。

■ 交流会 17:30~19:00


◆参加者 シンポジウム 70名  /  交流会 34名

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