活動実績

2011/11/22(水) 第45回メディカルテクノおかやま・サロン

第45回 メディカルテクノおかやま・サロン

(講演と意見交換の会です)

放射線治療における位置決め支援システム

①「会社概要と開発の背景」
(株)イーアールディー 技術部マネージャー 村上 浩茂 氏

②「開発した装置のご紹介」
(株)イーアールディー 東京営業部  山本 浩隆 氏


株式会社イーアールディー様から、同社が開発し最近医療機器として承認を取られた、がんの放射線治療に際して用いる位置決めシステムについてご紹介頂きました。レーザー光で計測した体表面形状画像を用いるシステムで、X線透視画像の撮影による被曝がなく患者への負担が少ないことが特徴です。岡山大学病院の放射線科から多くの参加があり、現行設備と比べての精度、使いやすさ等について、予定時間を越えて熱心な議論が行われました。参加者は34人で大盛会でした。(https://docs.google.com/open?id=0BxdsYUcg5IALMGU5NjA2NmMtZWVkMC00ODU1LWE1YjktNzMzN2RjMWU4NTBh(株)イーアールディー資料)(奥野健次)

【日 時】 平成23年11月22日(水) 18:00~19:00
【場 所】 岡山大学鹿田キャンパス 総合教育研究棟1階 データ解析検討室
【参加費】 無料

◆概要
 がん治療の一つである放射線治療は、近年、生存率や生存期間だけでなくQOLの観点から注目されています。放射線治療は、放射線を局所的に照射するために患者の位置決めが重要で、固定具を用いたり、X線で体内を撮影しながら照射位置を調整するなどの手法が用いられますが、患者への負担が大きく、被曝の増加という課題があります。そこで、被曝のないレーザー光で、人体の体表面形状を撮影する弊社技術を使い、固定具を用いず撮影した体表面形状を基準形状と比較することで現在の患者の位置を表示するシステムを開発しました。今回は本システムの開発から医療機器承認までを紹介させて頂きます。


◆参加者 34名
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