メディカルテクノおかやまについて

メディカルテクノおかやまについて

特定非営利活動法人メディカルテクノおかやま設立趣旨書


 われわれ人類の繁栄と社会の発展のためには、医療水準の向上が不可欠です。 医療を取り巻く環境が大きく変化する中、先端的で効果的な医療に対するニーズは一段と高まっており、画期的で安全な医療技術の創出や、それらを支える優れた医薬品・医療機器等の更なる開発が強く求められています。

 こうした時代の潮流や課題を見極めた上で、これまでに蓄積された技術、知見をもとに、産学官の連携を通じて、医療技術の高度化を進めながら、活力に満ちた、力強い医療関連産業の育成・発展を図ることが極めて重要となっています。

 岡山県には、岡山大学や川崎医科大学をはじめとして、我が国トップレベルの医療技術を誇る大学や多くの医療機関が立地しており、とりわけ、遺伝子医療・再生医療に代表される先端医療は、世界的に見ても高い水準にあります。さらに、県内の理工系大学等においては、医療関連分野での新たな技術開発やシステム構築に関し、広範な研究が重ねられており、また、長年にわたる製造業の発展により、県下全域にものづくりの優れた技術も蓄積されています。しかし、メディカルに関するこうした高いポテンシャルを有する地域でありながら、地域産業としての医療産業は十分に育っていない現実もあります。

 こうした中で、近年、医学、歯学、薬学関連の新たな発見が県内で数多く生まれており、また、医学・歯学・薬学・工学の連携の推進や、新たな治療法の創出・確立のための専門部署が大学内に設置されたり、大学発ベンチャーなど医療関連の事業化の動きも活発化しており、本県の特長を活かしながら、新たな医療産業や医療系ベンチャーの創出を目指し、岡山県ならではの医療産業クラスターの形成を進める必要があります。

 こうした認識のもと、平成17年4月に、県内大学の医学部、歯学部、薬学部等の医療系ニーズ・シーズと、県内理工系大学の技術シーズや県内ものづくり企業の技術を連携・融合するとともに、地域をあげた事業化推進体制を構築するため、県内の関連企業、大学等の研究者、行政、経済団体、医療機関、産業支援機関等が一体となって、財団法人岡山医学振興会内に、「メディカルテクノおかやま」を設置しました。

 以来、研究委託、共同研究の促進、大学発医療系ベンチャーの設立支援、セミナー・会員相互の交流機会の提供、関連情報の収集発信等の事業を鋭意実施して参りましたが、このたび、「特定非営利活動法人メディカルテクノおかやま」を設立し、新たにメディカルイノベーション拠点推進事業に取り組む等、地域における産学官共同研究のさらなる充実強化を図ります。
 

役 員(令和3年3月31日、法人解散日現在)

理事長 公文裕巳 新見公立大学理事長・学長、岡山大学特命教授
副理事長 大槻剛巳 川崎医科大学副学長補佐、衛生学教授
理 事 難波正義 前公益財団法人 岡山医学振興会 理事長
理 事 中島義雄 帝人ナカシマメディカル株式会社 代表取締役会長
理 事 池上  正 前公益社団法人山陽技術振興会 会長
理 事 成瀬恵治 岡山県医用工学研究会 会長
監 事 三宅  昇 前公益財団法人岡山県産業振興財団 理事長



特定非営利活動法人メディカルテクノおかやま定款

役員・正会員名簿(令和3年3月31日、法人解散日現在)

登録会員(メールマガジン会員)数

告(平成28年度以降の貸借対照表)