(株)VANS 岡山事務所
住所   〒700-0905 岡山市春日町9-1
赤 澤 輝 彦
TEL/FAX 086-223-4737
e-mail vans@h.do-up.com
ホームページ   http://www.h.do-up.com/home/vans/

住宅・医院付住宅・集合住宅(コーポラティブハウス)・
保育所・社会福祉施設・店舗・事務所・その他


 岡山事務所での実績としましては、住宅や医院併用住
宅の設計が中心ですが、大阪本社勤務時代は保育所の設
計に20物件程度関わってきましたので、最も得意と言
えます。
 住宅の設計に関しては、敷地の魅力を最大限に引き出
し、光と風を取り込み、四季の変化が感じられ、住み続
けるうちに味が増していくと同時にシンプルな美しさを
持った住まいづくりをめざしています。また、高齢者、
障害者の住宅やムクの木や自然素材を使った住宅の設計
は、得意です。それから、若い頃より、古い民家を数多
く見てきた実績を生かして、古い民家を現代に生かす仕
事に関わりたいと思っています。
 施設系の仕事に関しては、使い手と使い方のプログラ
ムを検討しながら、施設づくりを進めていく手法で作っ
ていければと思っています。      (赤澤輝彦)

←事務所付住宅               
  
川西歯科医院

 新倉敷駅前再開発事業によって、換地区画整理された
敷地に新築され、再開発後の建築物のモデルケースにな
り得るよう配慮しました。
 1階が歯科医院、2・3階が住居という複合建築物の
ため、道路側から見た住居部分の生活感を消しながら、
適度な透過性があるアルミのパンチングメタルやプラス
チックの格子で覆って、ファサードを表現しました。
 住居部分の中央部には中庭があり、緑を楽しめます。




土田医院・住宅

 芦屋の中心市街地に建つ眼科医院併用住宅です。
 外装は土壁の雰囲気の左官材と杉本実型枠コンクリー
ト打ち放し(杉板を張っているような表情)の壁・軒裏
の組み合わせ。住宅部分内装は床にヒバのムク材、壁に
珪藻土を主体に、部分的に壁と天井に杉ムク材を張りま
した。また、夫人の希望で3階から出られる屋上には土
を入れ家庭菜園を確保しました。プラン的には、すべて
の個室が居間に対して開かれているのも特色で、居間上
部は吹きぬけとなっていて上部より日差しが降り注ぎま
す。そこに薪ストーブがデンと座っています。
 その結果、鉄筋コンクリート造でありながら、「木の
家」の暖かい雰囲気を持つ住宅になったのではないかと
自負しています。そして、建築主の手により、屋上菜園
の周囲にお茶の苗木や、ベランダにはツル性植物が植え
られました。その緑が、乾いた都会の町並みを演出して
くれることを願っています。






車椅子1人暮らしの家

 この住宅は、交通事故による頚椎損傷で下半身麻痺と
なって車椅子生活を余儀なくされた建築主が、家族と離
れて介助なしで一人で生活するためのものです。そのた
め、機能面で様々な工夫を凝らしていますが、インテリ
アについてはできるだけ障害者然としたものは避けて、
美しい環境の中で暮らせるように配慮しました。





クルマと一緒に暮らす家

 若い夫婦と小さなお子さんのための住宅です。設計す
るにあたって、建築主から、「趣味のクルマを室内に取
り入れた生活がしたい」と条件を出されました。東西の
幅が狭く、南北方向に長い敷地形状のため、車スペース
を悩んだ結果、オープンなキッチンの北側に配置しまし
た。普段は、スーパーセブンというクルマを駐車してい
て、クルマ好きの仲間が集まって、クルマが見えるキッ
チンカウンターに座ってお茶を飲みながらのクルマ談義
に花を咲かせています。
 

趣味を楽しむ家

 狭小敷地に建つ、若い夫婦と小さなお子さんの住む3
階建て住宅です。1階は趣味のスペースとなっていて、
土間部分は夫人が生け花教室として使用する予定です。
上がりの板の間は主人の趣味であるウインドサーフィン
の道具を広げたり、手入れをする場所で背後にはそれぞ
れの趣味の道具を収納したりするスペースがあります。
普段の生活の中心になっているのは2階の居間ゾーンで、
バルコニーを通じて、南側に隣接する公園の緑を楽しむ
ことができます。台所は居間に続いて、オープンになっ
ていて、料理が得意なお二人が一緒に料理を楽しみなが
ら作ることができます。また、階段横を木製格子とした
結果、視覚的な開放感と共に風が通り抜けるスペースと
なりました。




久米の家

 敷地内中心部にある既存家屋を避けて建物を配置しな
ければならないという悪条件の中、西面より光と景色を
採り入れ、快適性を確保しています。来訪者は玄関の回
廊的な土間を通って居間ゾーンに導かれるのですが、こ
の部分は低い位置に屋根が架けられていて、あまり広く
ない道路に対して、圧迫感をなくす緩衝帯の役目を担っ
ています。外壁の素材は土壁風の塗り壁、板張り、研ぎ
出しブロックの対比で見せています。