2012年度 一般社団法人西大寺青年会議所 スローガン

           

社団法人 西大寺青年会議所
第52代理事長 三枝 克守

   <基本方針>

   活気ある地域づくりを目指す
   利他の心で奉仕を行う
   会員拡大と資質向上に努める

【スローガンについて】

2012年度、社団法人西大寺青年会議所は、スローガンを観見奉仕(かんけんほうし)と掲げ、青年会議所運動に取り組みます。
スローガンにある「観」とは物事を総合的に観ることを意味し、「見」とは物事を集中的に見ることを意味します。
部分的なことだけに捉われることなく広い視野で物事を観て、さらに核心をしっかりと見据え、常に奉仕の心をもち、明るい豊かな社会の実現に向け、地域の方々から必要とされる青年会議所運動を目指します。

 

【活気ある地域づくりを目指す】

私たち西大寺青年会議所は、岡山市東区、瀬戸内市及びその近隣地域を中心に運動を展開しています。2月の少年はだか祭りは開催40年を超える歴史あるお祭りで、その他にも地域活性化事業や社会福祉に関する事業を開催しています。
2012年度は、前述した中でも地域の活性化を目的として、瀬戸内市を舞台にその土地柄や特産品などを活かせるような事業を開催し、地域の方々との新しい繋がりを築くとともに、あらためて地域の魅力を実感していただけるような活気ある地域づくりに向けた事業を開催します。
活気ある地域づくりを目指す上では、地域の未来を担う子どもたちの育成支援が必要不可欠です。まちづくりと青少年育成を一つのものとして捉え、青年会議所運動を通じて、子どもたちに健全な心、そして地域への思いを育んでもらえるよう取り組みます。
 人が何かの目的に向けて行動をおこす時、事前にしっかりとした準備をするかしないかでは、その結果は大きく変わります。特に青年会議所運動においては計画から実行に至るまで、幾度も会議を重ねた上で事業を行います。活気ある地域づくりは、口で言うほど簡単に実現できるものではありません。私たちが地域の方々とともに、どのような地域づくりを目指すべきか会員相互で常に話し合い、自分たちの思いや地域の方々の思いを形にできるよう準備を怠ることなく、日々活気ある地域づくりに向け取り組んでいきます。

 

【利他の心で奉仕を行う】

2011年3月11日に発生した、東北太平洋沖地震による津波の被害を受けた被災地の様子は、繰り返される報道の中で幾度も見ました。その時の言葉を失うような光景は、今も心の中にあり、被災地の一日も早い復興を願わずにはいられません。震災により、突如として尊い命を失うこととなられた皆様には、心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、震災の記憶を薄れさせることなく、今なお復興へ向けた道のりを歩んでおられる皆様に、私たちは継続して支援を行います。
地域によっては、既にかなりの支援が進められていますが、未だ復興には程遠い被災地も数多くあります。昨年の震災発生以降、救援物資の提供や、西大寺青年会議所が開催した事業に参加された皆様、また街頭で募金してくださった皆様、さらには西大寺青年会議所特別会員の先輩方からお預かりした義捐金という形で、被災地の皆様へ支援をさせていただきました。2012年度も継続的な支援を考えていますが、一口に支援と言っても、現地でボランティア活動を行う、前述したように義捐金という形で支援を行う、また被災地の皆様に私たちが開催する事業に参加していただけるよう計画するなど、その方法は様々です。私たちの一方的な思いで支援を行うのではなく、被災された方々に対する最善の支援とは何かをよく考えた上で行動に移します。
個人団体そして国内国外を問わず、多くの方が様々な方法で被災地への支援を行っています。そこには、被災された方々が以前の生活を取り戻すことができるようにという純粋な気持ちが込められています。その純粋な心は、青年会議所が目指している奉仕そのものであり、あらためて私たちはその大切さを学び、利他の心で奉仕を行っていきます。

 

【会員拡大と資質向上に努める】

 明るい豊かな社会の実現を目指すためには、私たち自身の組織がしっかりとしたものでなければなりません。西大寺青年会議所がこの先も地域において運動を継続していくために、私たちは会員拡大と資質向上に取り組みます。
 2011年末の時点で、西大寺青年会議所の会員数は、10年前と比較して約3割減少しました。ここ数年、志を同じくする仲間を募るべく会員一丸となり、地域にお住まいの皆様に青年会議所の運動内容を少しでも理解していただけるよう訪問を繰り返し、また私たちが開催する事業に参加していただき、実際に運動内容を見ていただくなどの取り組みを進めています。
青年会議所運動の三信条である修練・奉仕・友情を軸に、人と人との繋がりを大切にし、地域に根ざした運動を展開している青年会議所の良さをもっと多くの方々に知っていただき、仲間として加わっていただけるよう引き続き取り組みます。
 また、入会3年未満の会員が全体の約半数を占める現状を踏まえ、私たちは会員各々の資質の向上に取り組みます。私たち青年会議所が目指しているもの、青年会議所運動におけるルールなど、基本的な部分を学ぶのはもちろんのこと、青年経済人として必要な知識や行動力を養うことはとても重要です。限られた時間を有効に活用し、例会やその他の事業の中で積極的に研修を取り入れ、会員各々が自己研鑽に努めます。
私たちが開催していく事業が、より一層意義あるものになるよう、また地域の方々から今まで以上に必要とされる団体となるためにも、常に志を高くもち、様々な形で資質向上に努めていきます。

【結びに】

 社団法人西大寺青年会議所は、2008年12月に施行された公益法人制度改革に伴い、公益社団法人もしくは一般社団法人への移行が迫られる中、昨年から本格的に準備を進め、2012年度には現在の特例民法法人という位置づけから、一般社団法人西大寺青年会議所へと移行いたします。新たな一歩を踏み出すことになりますが、今まで50年以上に亘り先輩方が築いてくださった伝統をしっかりと受け継ぎ、さらに新しいことにも取り組みながら青年会議所運動に邁進してまいります。
一人一人の強い意志なくして、掲げた目標の達成はあり得ません。自分たちが思い描く目標の実現に向け、力を合わせて取り組んでいきましょう!

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