2018年2月1日 発信

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2017.11(Feb.2018)
  今年の正月はおだやかな天気に恵まれました。戌年は景気の良い年が多かったようです。と思ったらもう節分です。2月は日数も少なく、逃げる月と言われます。3月は理事会です。前回(11/16)はギリギリ成立でした。理事の皆さん、予定表にしっかりご記入下さい。
・山陽技術振興会第3回理事会 平成30年3月22日(木)18:00~ 倉敷商工会議所1F
・第73回山陽技術振興会総会 平成30年5月22日(火)15:00~ 倉敷国際ホテル1F
 [お詫びと訂正] 印刷版たよりには、5月23日(火)となっていましたが、5月22日(火)のまちがいです
・平成29年度第5回【技術交流会】2月27日(火)18:00〜20:30 講師:鴨井尚志氏(カモ井加工紙椛纒\取締役)演題「カモ井のものづくり〜マスキングテープ「mt」誕生秘話」
 「mt」大躍進の裏話をしっかり聞かせて頂きます。ご期待下さい。
・山技振サロン 平成30年2月16日(金) 1800〜2000山技振事務所 参加費 1,000円。
 面白い話題について話し合いましょう。
・「山陽技術雑誌」原稿募集開始および会員各社の広告募集 
 例年のように会員の原稿を募集します。雑誌は会員相互の情報誌です。報文、紹介文、エッセイ何でも 結構です。締め切りは2月末です。会員各社の広告も募集しますのでよろしくお願いします。「山陽技術雑誌」は毎年4月末発刊。350部は当会会員及び当会と雑誌などの交換がある企業、各種研究所、大学、国会図書館など約100所に発送します。

・山技振サロン(兼企画委員会)平成30年1月19日(金) 1800〜2000山技振事務所 参加者5名。
 「村川・難波技術奨励賞」審査委員を決定(昨年と同じ)。
・平成29年度第4回【技術交流会】「電気自動車による新たな世界」〜持続可能な世界に向けた自動車のパラダイムシフト 講師:吉田寛氏 日時:平成30年1月25日(木)1800〜2030 場所:クラレ労働組合本部会館2F
 EV化は避けられない流れ。部品数は大幅減、自動車会社の担う役割も部品メーカーの役割も大転換することになる。[参加者14名]
・「村川・難波技術奨励賞」募集を1月末に締め切った
 応募件数9件。今回は粒ぞろいで激戦模様。コピーを審査委員に送付、書面審査、3月上旬審査委員会で合議決定する。

「鈴木まどか先生を偲ぶ」(1945年生、東京芸術大学美術学部を卒業、ソルボンヌ大学大学院博士課程修了。元倉敷芸術科学大学芸術学部教授)
 鈴木まどか先生の訃報がお嬢様よりもたらされた。先生のNPO法人地域資源文化研究所の所在地が山陽技術振興会内となっていたので電話した由であった。先生は、ご自宅のある千葉県船橋市で17日17時交通事故に遭われ20時48分ご逝去とのことであった。この1週間前にビニロン着物の件で鈴木先生と電話でお話しして先生の元気すぎる声と過激な言葉に中てられたばかりだっただけに信じ難い思いであった。鈴木先生は、大学定年退職後にNPO法人地域資源文化研究所を設立した。設立に際し当時の山技振会長安井昭夫さんの多大なる支援があった様である。現在もHPには、理事長 鈴木まどか、副理事長 安井昭夫とある。法人の主たる事務所は岡山市北区学南町1-8-16-5. 従たる事務所は倉敷市美和1丁目13番33号山陽技術振興会内とある。代表者氏名、鈴木まどか。設立認証年月日、2015年08月27日。目的 この法人は、備中を中心に備前、備後を含む三備地域において、地域産業文化財の収集・保存に関する事業を行い、地域産業文化の普及と地域産業の活性化に寄与することを目的とする。活動分野、 社会教育/学術・文化・芸術・スポーツ/科学技術の振興とある。「地域産業文化財の収集・保存」とは、地域に伝わる古い繊維製品(綿織物、ジーンズ、ビニロン製品、など)の現物と記録の収集・保存、展示会の開催等である。山技振の1階倉庫にはまどか先生が収集した古いガラクタ、否地域産業文化財が相当数のダンボールに残っている。1981〜86年、エジプト・アコリス遺跡の発掘隊長を務め、ミイラ包装に用いた銘・図入りの葬祭用亜麻布の調査と、エジプト宗教やミイラ化儀式についての研究が先生の代表作である。1月11日、鈴木先生の助言でビニロン着物の所在が判明した事を電話で報告すると大変喜んで下さると共に「誰かが努力しないと大切なモノがどんどん失われて行くのよ、歴史的に大切なモノは私たちがしっかり守らなくてはいけないのよ!梶谷さん、一緒に頑張りましょ! 次に岡山に行くのは、4月になると思います。また、山技振に行きますのでよろしくね!」という意気軒昂たる言葉が耳に残っている。合掌

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