2018年6月1日 発信

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2018.3(Jun.2018)
・恒例夏の大交流会 8月17日(金)1830〜 於アイビースクエアー・ビアガーデン
 手帳に記入の上、奮ってご参加下さい。参加費@3800円
・H30年度第2回工場見学会【先着10名】:「J-オイルミルズ倉敷工場」 6月26日(火)14:00〜16:00
 玉島ハーバーアイランドに昨年完成した大豆油と大豆ミールの製造工場である。水島港は、穀物輸入量では 日本第2位に位置し、周辺にサイロ、製油、飼料の企業が40社集積した国際バルク戦略港湾拠点。至急申込を!。
・山技振サロン 6月15日(金)1800〜2000 当会事務所
 今年度計画の大筋は総会で承認され、具体案(技術交流会、工場見学会、その他の企画)を考える。雀部さん提案の「香りの健康機能」についても議論する。
・メディカルテクノおかやま総会 平成30年5月14日(月)17:30~19:00 岡山大学鹿田
・さんさんコンソ総会 平成30年5月18日(金)13:30~17:00 岡山大学本部棟6F
・山陽技術振興会第73回通常総会 2018年5月22日(火)1500〜1930 於倉敷国際ホテル 出席者 会員35名、委任状25名、合計60名(会員数90名の過半数)
 (1)第73回通常総会:1・2 平成29年度事業・決算報告、3・4平成30年度事業計画・予算、5役員改選、6定款改訂
 (2)第13回村川・難波技術奨励賞授賞式(4件13名)@「軽量で高耐熱の過給器配管の開発」丸五ゴム工業潟zース技術部 今東秀行、藤岡洋行、妹尾 迅、佐藤駿、A「高機能性ナノセルロースの開発」 岡山県工業技術センター 藤井英司、古谷充章、B「運動機能を客観的に評価できる筋音/筋電ハイブリッドセンサの開発」 岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科 岡久雄、渡辺彰吾、川崎医療福祉大学 福原真一、潟Cーアールディー 村上浩茂、浜野賢人、C「レーザー励起テラヘルツ波を用いた二次電池電極非破壊検査装置の開発」 岡山大学大学院自然科学研究科 紀和利彦、寺西貴志
 (3)記念講演会「雑草は害草、それとも益草?」沖陽子氏(岡山県立大学理事・副学長)
 (4)山陽技術振興会H30年度第1回理事会 17:35〜17:50於同会場、会長・副会長互選。
 (5)交流会:副会長の丸五ゴム工業渇ェ本副社長の開会挨拶に始まり、会の前半に丸五ゴム工業鰍フ今東様、岡山大学の紀和先生からそれぞれ村川・難波技術奨励賞受賞課題の紹介などもあり、有意義に交流を深めることが出来た。沖陽子先生も最後まで参加交流して頂いた。最後は三宅理事の“段段良くなる三三七拍子”で締めた。参加36名
国谷裕子”ポスト真実時代のジャーナリズムの役割”
 久し振りに国谷裕子さんの名前を見つけた。大学生協で見つけた無償小雑誌に「特集-メディア・リテラシー」の小論文が20編並んだトップに国谷さんの掲記論文があった。NHKのクローズアップ現代の名物キャスターを1993年から23年間務めた方である。
 彼女の心配は、「ポスト真実(Post-truth)」、すなわち客観的な事実や真実よりも、感情的な訴えかけが多くの人に影響を与え、世論形成に大きなインパクトをもたらし始めているとの指摘(イギリスのオックスフォード辞典が2016年の「今年の言葉」として「ポスト真実(Post-truth)」を選んだ)である。これまでの自らの仕事を否定されたかに思えるほどの衝撃を受けたという。
 ポスト真実の時代は、人々が真実よりも自分の感情に寄り添う情報の方を信頼してしまう、自分が共感できることだけを信じるようになってしまう時代だ。”確証バイアス”という言葉があるように、人は自分が予め共感できるものを裏付ける情報だけを重視する傾向がある。そういう情報だけを集めれば、自分がもとから持っていた考えをより強固にし、それに反する意見には耳を傾けないどころか、排除してしまうことにつながる。「真実を踏まえて人々は判断すると言うのが健全な民主主義であったのでは」、「”ポスト真実”の誕生は、真実を取るに足らぬものと受け止める社会のひろがりのようにも思え、ジャーナリズムにとっては深刻な事態だ」。彼女の率直な思いである。
 「クロ現」への感想として「ざらざらして分かりにくい。でも、それが良かった。」という声が寄せられ、彼女は嬉しく思った由である。異質なもの、自分とは異なる人や思想に出会う場として、メディアやジャーナリズムは今後も機能してほしい、そこから多くの問いが生まれ、社会的対話が活発に行われることを強く願うと結んでいる。
 同様な考えを安井前会長も技術交流会で述べたことを思い出した。【山陽技術振興会技術交流会講演「現場の大切さ」(2015.7.24 参加者22人) 講師 安井昭夫(当会会長)、この講演録音を平松さんがテープ起こしして追悼掲載した。山陽技術雑誌 Vol.63.p28】

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