2018年8月1日 発信

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2018.5(Aug.2018)
【イベント報告】
【情報サービス】競争的資金・補助金等の最新情報を適宜提供します。改めて、メール アドレスをお知らせ下さい。[メール送信先:sangisin@optic.or.jp]
・当事務所のお盆休みは 8/13,14,15,16とします(倉敷市文化交流会館休館8/11-15)。
・恒例夏の大交流会 8月17日(金)1830〜 於アイビースクエアー・ビアガーデン
  災害にも猛暑にもめげず、大交流会で元気を出しましょう! 参加費@3800円
・第2回技術交流会 9月下旬 テーマ・講師未定。希望・候補あれば早急に連絡下さい。
・山技振サロン 7月20日(金)1800〜2000 当会事務所:参加3名。
 平松さんが以前に真備支所で入手していた1899年の小田川、高梁川流域の地図を雀部さんがつなぎ合わせて大判地図に。「治山治水」がまつりごとの根幹であることを痛感した七月豪雨災害であった。
・第1回技術交流会 7月26日(木)1800〜2030 於山技振会議室 「岡山セラミックスセンターの機能と開発技術紹介」同センター溝田・星山氏。参加者9名。。
 技術相談、受託研究、測定・分析依頼、企業の新製品開発につながる評価解析試験、新製品開発に結びついた開発事例、企業への技術移転等について紹介。耐火煉瓦は製鉄用が主流であるが、熔鉱炉は20〜30年も使うので新製品への切り替えは容易でない。総員17名でよく頑張っている
・文部科学大臣表彰(創意工夫功労者賞)推薦募集:7月23日(月)締切で3社から6件14名の応募あり、7月31日岡山県に推薦。
今年は、出足が悪く、豪雨災害で表彰どころではなかったのかも知れない。岡山県知事表彰(岡山県工業技術開発功労者)は10月5日(金) 締切、今後の応募に期待。企業や団体で、この道一筋に取り組んで来られた方々を推薦下さい。【http://www.pref.okayama.jp/page/518911.html】
・第63回大原孫三郎・總一カ記念講演会7/27(金) 18:30-20:00 於倉敷公民館大ホール 演題『アメリカ政治の基本構造とトランプ政権』京都大学大学院法学研究科教授/待鳥聡史氏
 最も身近な外国と思っていたアメリカについて、私自身が如何に無知であったかを思い知らされた。トランプ大統領は、良くも悪くも分かりやすい言動で一部の層からはひんしゅくを買っているが、彼を支持する層があることも確かである。トランプ政権後にもアメリカ社会には彼を大統領にした底流は残る。彼の政策をもっとスマートな形で引き継ぐ後継者が出て来る可能性もあり、その時こそ予測不能の事態に至るかも知れない。
・公益社団法人山陽技術振興会の年次手続き(役員改選期、年次報告等)
 法務局への登記、県への報告、今年も自力遂行を目指し加賀さん鋭意奮闘中。
H30七月豪雨災害に思う
 先月の豪雨災害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。”日本人の自然災害との向き合い方を根本的に考え直す必要があるのではないか?”とは土岐憲三(朝日新聞オピニオン、2014.10.17. 元京大教授、専門は地震工学・防災、元中央防災会議座長)の言である。問題は日本人の自然と向き合うときの楽観と諦観だという。楽観とは、行政などからの通知によって危険を察知したとしても、自分は大丈夫、あって欲しくないことは起きないはずと自分に都合の良いように考える傾向である。心理学では「正常化の偏見」と呼ばれるので、日本人だけではないのかも知れない。諦観とは、自然災害を「天災」と呼ぶように、天から来るものだから「しゃあない!」、「滅多に起きることではない」、そんな風に考えることである。防災は、「運が悪かった」ではなく、どうすれば死なずに済んだのか、徹底的に考えて実践することが大切なのである。 “岡山移住ガイドさん”が豪雨災害直前の6月28日にまとめた<岡山県の災害リスク>は、なかなか良く出来て居る。基本的には「岡山は災害の少ない県なので、どうぞ岡山に移住して来て下さい」との“呼びかけ人”の立場であるが、過去のデータをもとに岡山を冷静に分析している。地震、台風、火山、原発、雪害、等についての岡山の災害リスクは相対的に低く、南海トラフ巨大地震についても被害程度は中程度である。この中にあって水害リスクだけは相当高く、昭和9年の室戸台風以降、5回の大きな洪水に見舞われており、岡山移住に当たっては水害リスクを考慮して居住地を選ぶべきと述べている。 災害準備BCP(事業継続計画/Business continuity planning)については、岡山は遅れており全国ワースト3位である。ちなみに、隣県の鳥取は全国一位である。「自然災害が少ないから安全です」ではなく、「万一の準備も万全です」と言えるような体制を早期に築いて欲しいとレポートは結ばれている。【kajix】 〈ひとこと〉「H30七月豪雨災害に思う」

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