「おかやまIT経営力大賞」実行委員会

平成23年度「おかやまIT経営力大賞」記念フォーラム

平成23年11月21日(月)、岡山コンベンションセンターにて、「おかやまIT経営力大賞」記念フォーラムを執り行ない、表彰式では受賞企業に表彰楯が贈られました。

表彰式

受賞企業1社ずつに、「おかやまIT経営力大賞」実行委員会会長で、岡山県経済団体連絡協議会座長の中島 博 氏より表彰楯が授与されました。


     表彰式 表彰式
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基調講演

三洋化学工業(株) 代表取締役 井上 厚弘 氏

岡山大学工学部長 谷口 秀夫 氏

経済産業省主催「中小企業IT経営力大賞2011」優秀賞受賞【日本商工会議所会頭賞】を受賞された大阪市でプラスチック製品製造業を営む三洋化学工業株式会社代表取締役井上 厚弘氏より、取り扱う化粧品・医薬品容器に関する顧客ニーズの多様化等による取扱製品数の増加で、煩雑な在庫管理、書類管理等の効率一元管理、グループウェアの導入、在庫管理における自動倉庫の入出庫情報との連動によるリアルタイムの在庫把握等により、大幅な社内効率化、納期の短縮、社員の作業ミス等の低減を実現した点について、具体的にお話いただきました。

事例発表

 大賞

◆株式会社ザグザグ  岡山市中区  小売業(ドラッグストア)

倉敷青果荷受組合

【取組内容のポイント】

2009年の薬事法改正による異業種の参入や激化する価格競争など、熾烈なシェア争いが続くドラッグストア業界の中で勝ち抜く為には、地域性や顧客ニーズを的確に捉えた独自性の高い売場や品揃え、サービスを実現する事で差別化を図る必要があった。その為にザグザグでは取引先への「POSデータ公開システム」を導入。これにより、小売・メーカー・卸問屋の3社でデータ分析、企画検討を実施する「チームマーチャンダイジング」を実現し、取引先から「全国データ」ではなく、「自社の販売データ」に基づいた独自性の高い企画を継続的に提案してもらえる体制作りを成功させた。

 優秀賞(五十音順)

◆エコ・ロジ ネットワーク  倉敷市  貿易実務教育事業・輸出入代行事業

【取組内容のポイント】

「海外サイトから自分のお気に入りの商品を個人輸入したい」そんなひとつの願いを叶えるためにスタートした個人輸入代行事業で、アメリカサイトとのやり取り、商品のアメリカ倉庫での受け取りから、輸出手続き、国際物流、日本においての輸入手続、通関、顧客宅配送までの流れについて、他システムとの連携と業務プロセスを再構築し、社内業務の見える化と効率化に取り組み、客に対してはホームページ上の分かりやすい表示、店舗への注文状況、配送状況、クレーム時のアフターフォローなど通知メールの定型化によるスピーディーな対応など喜んでもらえるよう、IT技術を活用した顧客サービス体制づくりをすることで、スタッフ同士の業務効率化アップ、受注数増加、顧客満足度アップに繋げている。

◆株式会社ケイコーポレーション  浅口市  飲食業

【取組内容のポイント】

外食店舗を県南部を中心に展開しており、これまでは店舗の管理システムと本部管理システム(オリジナル開発)を基幹業務として採用しているスーパーカクテル(システム名称)に外部連携する方式をとってきたが、メニュー、商品情報の重複入力や店舗側でのシステム運用が複雑になり、今回全てをスーパーカクテル(システム名称)へシステム統合し業務の効率化を図るとともに、レシピ管理の強化と店舗の棚卸・発注システムの強化を行ったことにより、日々の店舗棚卸から発注業務の流れが簡素化されオーダー漏れや食材の品質劣化を減少させるとともに、実原価率とレシピ原価率の差異を減少させ業務効率の改善を図った。

◆シバセ工業株式会社  浅口市 プラスチック製日用雑貨・食卓用品製造業(飲料用・工業用ストロー製造)

【取組内容のポイント】

大手飲料メーカーの下請けから脱却して、自主独立体制の確立を目指した取組みの中で、ITを活用して顧客を増やし、営業力不足の中小企業が顧客を増やすには自社をアピールして存在を知ってもらうしかないと、ホームページの開設からSEO対策、メディアへの露出、展示会への出展など、自社をアピールすることで問い合せも増え、1社1社着実に顧客が増加につながり、ITの活用で業務の効率化を図り、顧客増へつなげ、自主独立体制を確立させた。

◆株式会社親幸産業  岡山市東区  土木工事業(高齢者の生活を応援する宅配サービス業)

【取組内容のポイント】

新たに進出した高齢者向け弁当等の宅配事業において、スタッフに介護福祉の経験者や有資格者を配置し、安否確認の付加サービスを提供する「安心」の差別化戦略により順調に事業を展開しており、安否確認に利用しているWEBアプリ「GPS見守りメールサービス」に注文受付機能を装備することで、配達先で注文受付を実現、対象エリアや受注件数を加速的に拡大することが可能となった。また、ITに不慣れな配達員でも使いやすいインターフェイスで現地受注し、事務所で一括管理する仕組みは、他の地域における小規模事業者でも活用可能である。

◆水島機工株式会社  倉敷市  自動車部品製造業

【取組内容のポイント】

社として「ブランド力向上」「社員の意識向上」「迅速な意思決定」を目標とし、サーバー等のインフラ整備と書類の整理・電子化を進めグループウェアの機能を隅々まで活用し「情報デジタル統合」を達成し、紙資源を3分の1に削減するとともに、携帯電話の内線化によりコストを30%、待ち時間を50%削減した上、社員間コミュニケーション促進に貢献しており、会社の基本的な事務作業の効率を改善するだけでなく、チャレンジ精神に充ち溢れ、常に「次の感動」を期待させる企業であるためのITの活用がなされている。

 技術優秀賞(五十音順)

◆財団法人津山慈風会津山中央病院  津山市  医療

【取組内容のポイント】

電子カルテを核とした病院情報システムを導入してから12年が経過しており、病院内のシステム導入・維持管理にかかる費用を削減するため、仮想化の技術を利用して、ソフトウェアとハードウェアの寿命を切り離し、システムの延命を図り、同時に各部門システムのサーバーをブレードサーバーに集約して台数、保守費用の削減や廃棄物、電気、CO2削減などの環境問題に取り組んでいるとともに、医療業界での仮想化は始まったばかりで全国的にも早くから取り組んでいる。

 チャレンジ優秀賞(五十音順)

◆カフェギャラリー茶蔵  岡山市  飲食業

【取組内容のポイント】

立地条件の悪い、広告費も出せない小さな商いが、ソーシャルメディアを活用することで認知度が上がり、また定期的にツイッターやfacebookの勉強会やイベントを催すことで客とのコミュニケーションを深め来客のリピートに繋げており、客同士の口コミにより店の情報が拡散され、スマートフォンの利用客により位置情報や写真が共有され、客が積極的に宣伝くれるツイッターやfacebookのビジネス活用よる成功事例である。また、これらの活用方法の普及啓発にも努めている。

特別賞(五十音順)

受賞者のIT化を高度な技術力をもって支援したITベンダに贈られます。

◆株式会社アイビーシステムズ

技術優秀賞を受賞された財団法人津山慈風会津山中央病院のIT化を支援されました。

◆株式会社エヌディエス

優秀賞を受賞された株式会社親幸産業のIT化を支援されました。

◆株式会社オーユーシステム

優秀賞を受賞された株式会社ケイコーポレーションのIT化を支援されました。

◆両備システムイノベーションズ

優秀賞を受賞された水島機工株式会社のIT化を支援されました。