令和3年度食品技術ミニシンポジウム
『果物の機能性と加工技術を基盤にした地域活性化』の開催について
岡山県食品新技術応用研究会は、産学官の会員で構成し、セミナー、シンポジウム、県内外の企業視察などの
活動を通じ、食品関連企業の技術・知識の向上を目指しております。
このたび当研究会と公益財団法人岡山県産業振興財団では、『果物の機能性と加工技術を基盤にした地域活性化』
をテーマとした講演と事例紹介、そして新たな商品開発を目指すためのディスカッションを行う食品技術ミニシ
ンポジウムを下記のとおり開催します。
記
1 日 時 令4年3月15日(火)13:00~16:50
2 開催方法 オンライン開催
3 主 催 岡山県食品新技術応用研究会、公益財団法人岡山県産業振興財団
4 後 援 特定非営利活動法人 中国四国農林水産・食品先進技術研究会
岡山県工業技術センター・おかやまバイオアクティブ研究会
岡山県食品産業協議会
5 定員 80名程度
6 申込期限 令和4年3月9日(水)
7 開催概要 テーマ 『果物の機能性と加工技術を基盤にした地域活性化』
◇プログラム◇
開 会 13:30
≪第1部≫ 講演会(13:05~15:45)
◇講演① 13:05~13:55(質疑応答含む50分)
講 師 大阪電気通信大学 工学部 環境科学科 教授 齊藤 安貴子 氏
演 題 『カガクの目で見た果実』
概 要 果実が甘い、渋い、青い、赤いなど、すべての現象は化学物質が関わっています。
また、果実など食品中の健康機能性を持つ化学成分が注目を集め多くの機能性食品
が生み出されています。本講演では、カガク(化学+科学)的視点から果実を見る
とどのように見えるのか、またその応用の可能性などについてお話しします。
◇講演② 14:00~14:50(質疑応答含む50分)
講 師 大紀産業株式会社 営業部 課長 堀江 悠馬 氏
演 題 『乾燥機を使うことでみえてくる』~ Food Processing and Application ~
概 要 糖質を使用することで生み出せる、セミドライフルーツの作り方と品質管理について
ご説明いたします。また、セミドライフルーツづくりで発生する糖液の再利用方法の
提案や、現在、研究を進めている果物の粉末づくりを通じて、今後の乾燥物に対する
新しい“カタチ”をご案内いたします。
◇講演③ 14:55~15:45(質疑応答含む50分)
講 師 南信州菓子工房株式会社 取締役 品質管理部 部長 大島 亮 氏
演 題 『ドライフルーツの製造を基幹とした事業の展開』
概 要 南アルプスの自然に恵まれた下伊那地域に2012年創業。国産果実を中心に素材の持
ち味をいかしたドライフルーツを中心とした製品を製造しています。設立当初は国産
のドライフルーツというのはめずらしく、素材本来の風味や色合いをいかした安心安全な
ドライフルーツ作りを地道に行ってきました。販売のルートも一から開拓し現在は売り上
げが約14億、従業員は140人ほどになります。地域性のある果物加工のサクセスストーリー
をご紹介します。また、製造途中の廃棄物を別の製品の材料に活用したり、原料の安定的
な確保のために自社農場の運営を行うなど自社のサステナブルな取り組みもご紹介します。
≪第2部≫ パネルディスカッション(15:50~16:50) (60分)
テーマ 『果物の機能性と加工技術を基盤にした地域活性化』
コーディネータ 中村 宜督 氏 岡山大学大学院 環境生命科学研究科 教授
パネラー 齊藤 安貴子 氏 大阪電気通信大学 工学部環境科学科 教授
堀江 悠馬 氏 大紀産業株式会社 営業部 科長
大島 亮 氏 南信州樫工房株式会社 取締役 品質管理部長
小林 謙一 氏 ノートルダム清心女子大学 人間生活学部 教授
内田 幸信 氏 株式会社林原 営業マーケティング部門 課長
8 申込・問合わせ先 公益財団法人岡山県産業振興財団 ものづくり支援部 研究開発支援課
担当:小倉、宮地
(申込先) 〒701-1221 岡山市北区芳賀5301
TEL 086-286-9651 FAX 086-286-9676
Mail:sangaku@optic.or.jp