主な用途として、建築土木用材や碑・銅像台石、環境造形関連、墓石・灯篭等があります。
建築土木用材としては、大正時代には中央大学や帝国学士院等に採用され、昭和時代には東京放送会館、日生劇場、伊勢丹、東京海上火災ビル、阪急ビル、銀座和光ビル、岡山県立美術館内装等で壁や床石に日本独特の風趣をしのばせ、人々の心を和ませています。
歌碑には、浅草寺境内の「鳩ポッポ」、新橋駅の「鉄道唱歌」碑をはじめ、滝廉太郎、西条八十、林芙美子、柳原白蓮女子等全国に設置されています。
銅像台座には、彫塑界の重鎮・朝倉文夫が万成石を特に好み、東京水道橋の嘉納治五郎、金沢の高峰譲吉、宝塚の小林一三、大分の大友宗林や滝廉太郎、岡山の犬養木堂や和気清麻呂等の台座に用いられています。ほか伊藤五百亀、富永直樹、大須賀力等多くの作家の方々に愛用されています。
環境造形では、パリのユネスコ本部にある日本庭園を彫刻家イサムノグチが設計した際、メインの滝等に使用されております。日本中から多くの石彫作家の方々が万成石を求めて来られます。石彫の他に、サインに、ストーファニチャー類に、又公園の噴水や石積み・景石にと、様々なシーンに使われています。
墓石では、安田善次郎、吉田茂、浜口雄幸、小渕恵三、石原裕次郎、横山やすし、本田美奈子、堀辰雄、朝倉文夫、イサムノグチ等各界の著名人が好んで選んで下さっています
(敬称略)
『紹介する使用例は全て、万成石材採掘販売組合員が関係する作品です』