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2011/07/06(水) 第41回メディカルテクノおかやま・サロン

第41回 メディカルテクノおかやま・サロン

(講演と意見交換の会です)
 
イノベーション創出を目指した次世代型蛍光色素分子の開発と展望

独立行政法人理化学研究所分子イメージング科学研究センター複数分子イメージング研究チーム 研究員 神野 伸一郎 氏

理化学研究所分子イメージング科学研究センターの神野伸一郎先生に、最近合成に成功された有機系蛍光色素について話題提供をして頂きました。「ある種の蛍光色素は、従来の常識とは逆に、凝集構造を造らせることで発光が増大する」という現象を見いだされ、太陽電池等の工業分野や医療分野での展開を考えておられるとのことでした。
講演の後では、蛍光色素の発光メカニズム等について、予定時間を越えて熱心な質疑応答が行われました。神野先生は、現在岡山大学大学院の客員准教授として津島キャンパスに駐在しておられます。(奥野健次)
 

【日 時】 平成23年11月16日(水) 18:00~19:00
【場 所】 岡山大学鹿田キャンパス 総合教育研究棟1階
【参加費】 無料

◆概要
 分子イメージング、色素増感型太陽電池や有機ELなどの最先端技術の素材に利用される有機系蛍光色素は、色素分子同士が凝集して発光性や光増感性などの機能が著しく低下し、色素本来の特性を失う性質が、さまざまな分野に応用する上で大きなハードルとなってきた。したがってこれら課題を克服する蛍光色素の開発は、技術イノベーションと多大な波及効果を生み出すことに繋がると考えられる。本講演では、我々がオリジナルで開発した次世代型蛍光色素分子の開発と今後の展望について報告する。


◆参加者 26名

 
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