活動実績

2011/06/02(木) 第40回メディカルテクノおかやま・サロン

第40回 メディカルテクノおかやま・サロン

(講演と意見交換の会です)
 
透析医療の現状と在宅医療への展開について

川崎医科大学附属病院 MEセンター(兼)川崎医療福祉大学医療技術学部臨床工学科講師 小野 淳一 氏

川崎医科大学附属病院MEセンター(兼)川崎医療福祉大学・講師の小野淳一先生に「透析医療の現状と在宅医療への展開」と題して話題提供をして頂きました。 最近、小野先生が注目しておられる「在宅血液透析」について紹介して頂き、予定時間を越えて熱心な質疑応答が行われました。企業や岡山大学病院MEセンターから多くの参加があり、参加者34人の大盛会となりました。 (奥野健次)

【日 時】 平成23年6月2日(木) 18:00~19:00
【場 所】 岡山大学鹿田キャンパス 総合教育研究棟1階
【参加費】 無料

◆概要
 我が国における透析医療は、透析技術の向上とともに1年死亡リスクは低下しているのに対し、粗死亡率はほとんど改善が得られていない。その理由として、透析患者の高齢化、糖尿病性腎症の急増など、患者背景因子の不良な患者数の増加が示唆され、この傾向は今後、さらに加速することが予測される。一方、透析患者は約29万人に対して、透析医療費は年間1.47兆円と、全人口の0.23%の患者が、国民の総医療費の約4.3%を占めていることも指摘されており、これまで、行政による診療報酬の抑制が行われてきている。
 このような多くの問題点があげられる透析医療に対する、新たなる福音として注目されている在宅血液透析について紹介し、その普及における課題について報告する。


◆参加者 34名
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