活動実績

2012/03/13(火) 第47回メディカルテクノおかやま・サロン

第47回 メディカルテクノおかやま・サロン

(講演と意見交換の会です)

認知神経科学の基礎研究と関連装置の開発および医療福祉への応用

岡山大学大学院 自然科学研究科 教授 呉 景龍 氏

岡山大学大学院自然科学研究科教授の呉景龍先生に「認知神経科学の基礎研究と関連装置の開発、および医療福祉への応用」と題して話題提供をして頂きました。A)指先感覚の健常高齢者と認知症患者の違い、B)視覚に関する脳の働きについて、呉先生の研究室で開発された装置を用いた最先端の研究成果を紹介していただきました。参加者からの質問が相次ぎ、予定時間を越えて熱心な討議が行われました。(奥野健次

【日   時】 平成24年3月13日(火) 18:00~19:00
【場   所】 岡山大学鹿田キャンパス 総合教育研究棟1階 データ解析検討室
【参加費】 無料
 
◆概要
 認知科学実験,脳波およびfMRIなどの手法を用いて、認知神経科学の観点から視聴覚などの認知能力と脳機能変化を研究し、その基礎研究と実験装置開発の成果を医療福祉への応用の新たな研究アプローチを提案している。
1)初めて指先触覚による角度弁別の正確さにおいては、健常高齢者と認知症患者の間に顕著な差異が存在することを発見した。
2)初めて視覚レチノトピーマッピングと高磁場環境で垂直、水平方向ともに120°の視野を確保する広視野装置を開発し、最新の視覚脳機能マッピングモデルを提案した。
 これらの発見は今後の臨床実用化、診断基準への展開などが期待される。


◆参加者 25名
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