活動実績

2009/06/18(木) 第81回岡山県医用工学研究会セミナー

第81回 岡山県医用工学研究会 平成21年度 第1回セミナー・交流会

【日 時】 平成21年6月18日(木) 13:40~18:45
【場 所】 岡山大学鹿田キャンパス
       セミナー:附属図書館3階情報実習室 / 交流会:れすとらん・すずらん
【参加費】 セミナー:無料 / 交流会:会員1,000円(非会員3,000円)

【主 催】 岡山県医用工学研究会
【共 催】 特定非営利活動法人メディカルテクノおかやま
【後 援】 独立行政法人科学技術振興機構 JSTイノベーションプラザ広島、岡山大学ナノバイオ標的医療イノベーションセンター(ICONT)、日本生体医工学会中国四国支部

◆プログラム
1.開会挨拶 13:40~13:45
 岡山医用工学研究会・NPO法人メディカルテクノおかやま会長 公文 裕巳

2.話題提供シリーズ-産学官連携の展望-
①「糖尿病治療を目指したバイオ人工膵臓の事業化戦略」
 13:45~14:20
 株式会社 NeoCel 代表取締役社長 安藤 由典 氏

 バイオ人工膵臓の事業化を目指して起業した岡山大学医学部発のベンチャー企業。会社概要及び事業化戦略について紹介するとともに、メディカル系ベンチャーの課題や現状、岡山県でのベンチャー起業のメリット・デメリット、などについて講演する。

②「遺伝子組換えカイコを用いたタンパク質生産技術の事業化」 14:20~15:00
 株式会社ネオシルク 代表取締役副社長 冨田 正浩 氏

 中国地域において起業し、「遺伝子組換えカイコによるタンパク質生産事業」を展開しているバイオ・メディカル系ベンチャーとして、1)会社概要と技術紹介、2)ベンチャー起業の面白さと難しさ、3)これからのバイオ・メディカル系ベンチャーの起業における課題等を紹介する。

【休憩】 15:00~15:15

3.特別講演
①「国産の次世代放射線治療装置開発に携わって」 
15:15~16:15
 三菱重工業株式会社医療機器事業統括室 室長 平井 悦郎 氏

 がんをとりまく国内外の状況、開発したがん放射線治療装置、開発プロジェクト体制、産学連携・医工連携開発の効用と問題点、医療機器分野への新規参入障壁とブレークスルーなどを紹介しながら、開発のありかたと苦労などについて講演する。

②「環境と生体反応:健康被害から健康増進へ」 16:15~17:15
 川崎医科大学学長補佐・衛生学教室 教授 大槻 剛巳 氏

 環境と健康については,古くは公害問題がよく知られている様に、生体に対する悪影響が着目されてきた。数年来話題のアスベスト問題も、悪性腫瘍発生までの期間が40年と長期であることから、現在になって健康被害が問題となった経緯がある。然るに昨今では現在の健康状態をより良いものとしようという概念が、健康増進法の導入とともに広まってきており、室内空気室の改善などもシックハウス症候群などへの対応という以上に、健康増進をキーワードとしている。これらの観点での私共の教室の仕事を紹介すると共に、メディカルテクノおかやま/岡山県医用工学研究会との連携や活動についても触れてみたい。

■交流会 17:30~18:45


◆参加者 セミナー 52名  /  交流会  33名
戻る