活動実績

2009/01/08(木) 第21回メディカルテクノおかやま・サロン

第21回 メディカルテクノおかやま・サロン

(講演と意見交換の会です)

IVISとCTの併用による同所性がんモデルマウスのin vivo融合イメージングの構築

ナノバイオ標的医療イノベーションセンター特任助教 落合 和彦 氏 


総勢20名が参加されました。サロン後も次々と質問が相次ぎ、大変盛り上がりました!!

【日 時】 平成21年1月8日(木) 18:00~19:00
【場 所】 岡山大学鹿田キャンパス  医歯工学先端技術研究開発センター オープンラボラトリーD 第5・6区画
【参加者】 無料

◆概要
 岡山大学では、「ナノバイオ標的医療の融合的創出拠点の形成」事業が、平成18年度科学技術振興 調整費「先端融合領域イノベーション創出拠点の形成」に採択されている。本拠点の目的は、高齢化日本の喫緊の課題であるがん医療を主たるターゲット領域として、「革新的治療薬」「新しい運搬システム(DDS)」「先端標識化技術(分子イメージング)」に物理エネルギーや次世代細胞治療技術を融合することにより、ヒトに優しい標的医療の実現を目指すことにある。
 本プロジェクトでは「アニマル画像センター」を配置し、in vivoイメージングを用いた標的医療評価系の開発を行っている。現在までに皮下腫瘍モデルだけでなく前立腺がん、腎がん、悪性中皮腫、肝がんおよび肺転移等の同所性移植モデルの作出に成功しており、それぞれに合わせた治療実の評価をIVIS SPECTRUMを用いて行っている。さらに、本施設では小動物用CT scanを導入し、IVISと CT scanの画像情報を統合することにより、分かりやすく正確な三次元画像を構築する技術を開発中である。これにより現在、臨床領域において主流となっているPET(Positron Emission Tomography)のような放射性同位元素を用いる手法に替わる新たな三次元生体イメージングの技術を確立し、標的医療を実践するための動物実験における新たなスタンダードの構築を目指している。
 今回は我々が現在までに行った研究内容の一部として肝がん同所性移植モデルにおけるIVIS-CTの融合画像構築について紹介する。 



◆参加者 20名

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