活動実績

2008/10/22(水) 第78回岡山県医用工学研究会セミナー

第78回 岡山県医用工学研究会 平成20年度 第2回セミナー・交流会

【日 時】 平成20年10月22日(水) 14:10~19:00
【場 所】 岡山大学鹿田キャンパス
       セミナー:岡山大学医学部記念会館2階会議室 / れすとらん・すずらん
【参加費】 セミナー:無料 / 交流会:会員1,000円(非会員3,000円)

【共 催】 特定特定非営利活動法人メディカルテクノおかやま
【後 援】 独立行政法人科学技術振興機構 JSTイノベーションプラザ広島、岡山大学ナノバイオ標的医療イノベーションセンター(ICONT)

◆プログラム
1.開会挨拶
 岡山県医用工学研究会会長 公文 裕巳

2.話題提供シリーズ-岡山産学官連携の展望-
①「抗原性糖鎖を利用した糖鎖薬剤開発の可能性」

 岡山大学大学院自然科学研究科バイオサイエンス専攻教授 木村 吉伸 氏

 真核生物由来の生理活性タンパク質の多くは、糖タンパク質として存在しており、糖鎖がタンパク質の生理機能に多大な影響を及ぼす。それ故、糖鎖とタンパク質機能の相関研究は数多くなされている。一方で、糖鎖自身が重要な免疫活性を持つ場合があり、今回は、花粉アレルゲンに結合する抗原性糖鎖の薬剤への応用と新規腫瘍抗原糖鎖を利用した抗腫瘍抗体作成への可能性について述べる。

②「中国地域試作支援企業データベースについて~産業クラスター計画の取組より~」
 中国経済産業局 地域経済部 次世代産業課 推進一係長 千田 桂司 氏

 経済産業省が進めている産業クラスター活動の一環として、中国地域における、大企業や大学の試作ニーズ・部品調達ニーズに対応できる企業を調査し、データベースとして構築した。
このデータベースを活用して「産+学」「産+産」のマッチングを加速化していく取組を紹介したい。

3.特別講演
①「住友ベークライトのバイオ製品「S-バイオ」の取り組み」

 住友ベークライト株式会社 S-バイオ開発部 開発部長 藤原 一彦 氏

 住友ベークライトは,表面処理技術や成形加工技術など、長年培った技術を応用してDNA・プロテイン・糖鎖・細胞など多彩なコンテンツをターゲットに、診断・創薬などの基礎研究から臨床応用まで、幅広い製品開発に取り組んでいる。本講演では、糖鎖精製ビーズ「BlotGlyco」を中心に、弊社のバイオ事業への取り組みを紹介する。

②「健康工学研究開発への取り組み」
 独立行政法人産業技術総合研究所 健康工学研究センター 研究センター長 国分 友邦 氏

 現在、日本における少子高齢化の状況は世界でも抜きん出ています。その結果、国民の健康に関する関心は非常に高く、産総研ではこれら社会的な背景を受け、平成17年4月産総研四国センターに、健康工学研究センターを発足させました。今回は発足時から3年余り経過した本研究センターの活動概要と今後の課題等について紹介させていただきます。

■交流会


◆参加者 セミナー 52名  /  交流会 32名

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