活動実績

2007/10/17(水) 第13回メディカルテクノおかやま発表会

■ メディカルテクノおかやま第13回発表会・交流会 ■
 
日  時:平成19年10月17日(水) 16:00~19:10
場  所:発表会~岡山大学附属図書館鹿田分館3階講義室
       交流会~岡山大学医学部記念会館2階会議室
 
Ⅰ.発表会
     
16:00  開会挨拶  メディカルテクノおかやま会長
           岡山大学大学院医歯薬学総合研究科教授 公文 裕巳
 
16:05  「脳梗塞に対する抗体医薬の開発」
           岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 教授 西堀 正洋 氏
 
脳 梗塞は、わが国の死因の上位を占め、また寝たきりや要介護の原因疾患となっている。急性期治療法として現在血栓溶解薬t-PAが用いられているが、効果に 限界がある。演者は、梗塞巣形成における炎症反応と新規炎症惹起タンパクに注目し、これを制御する抗体治療法を発案した。本法はラットの脳梗塞モデルにお いて極めて優れた効果を発揮し、ヒト治療薬としての開発が期待される。
 
16:40  「分子標的ベクターのための細胞識別プローブ」
           岡山大学大学院自然科学研究科 教授 妹尾 昌治 氏
 
細 胞や組織に特異性をもつ分子標的を効率的に行うためには、細胞表面のマーカーの情報をより多く知る必要がある。すでに知られているものも多いが、有効に活 用されているものは少ない。さらに精査すれば、新規なマーカーとなる分子が見つかる可能性も高いと予想される。本講演では、細胞表面タンパク質に特化した 独自のDNAマイクロアレイを中心に最近の研究結果について紹介したい。
 

17:15  「抗体医薬の開発と現状と展望」
                        中外製薬株式会社 戦略マーケティングユニット 腎領域部長 土屋 政幸 氏
 
抗体医薬品は分子標的医薬品を代表するバイオ医薬品であり、すでに20品目以上の製品が上市されており、さらに100品目以上の抗体が臨床評価段階にある。本講演では、大変に活気を帯びている抗体医薬の研究開発の現状と課題、そして将来の展望について紹介する。
 
18:15  閉会
 
Ⅱ.交流会  18:25~19:10

発表会には77名の方にご参加いただき、質問も多数飛び交う盛会となりました。今回は学生の参加が目立ちました。引き続き行われた交流会には22名の方にご参加いただきました。

戻る