活動実績

2007/01/16(火) 第16回メディカルテクノおかやま・サロン

第16回 メディカルテクノおかやま・サロン

(講演と意見交換の会です)

テラヘルツ波工学とバイオセンシングへの応用

岡山大学大学院自然科学研究科 紀和 利彦 氏


テラヘルツ波はDNA、タンパク質、酵素などの生体高分子の骨格振動周波数と一致することから医療・バイオ分野への応用が期待されています。さらに、超高速通信、セキュリティーなど幅広い分野への応用も期待され、大和総研はテラヘルツ産業の市場規模を2010年に1700億円、2015年に7200億円と予想しています。
紀和先生は、産業技術シーズの発掘・育成と産業研究人材の育成を目的としてNEDOが若手研究者を助成する平成18年度産業技術研究助成事業に「テラヘルツ波プレートリーダーシステムの開発と生体相互作用分析への応用」で採択されています。前回の第15回に引き続き、今回も「産」会員の参加が目立ち、計20名の出席者のもと盛会となりました。

【日 時】 平成19年1月16日(火) 18:00~19:00
【場 所】 岡山大学鹿田キャンパス 総合教育研究棟1階 医歯工学先端技術研究開発センター オープンラボラトリーD 第5・6区画
【参加費】 無料

◆概要
 テラヘルツ(THz)波は、1兆ヘルツから数百兆ヘルツまでの広帯域の周波数成分を持つ電磁波の総称です。この電磁波は、「電波」と 「光」の境界領域にあり、発生させることが困難であったため、「未踏の光」と呼ばれていましが、近年のレーザーの発展により、研究が活発に行われるように なった分野です。今回、このテラヘルツ波を用いたバイオセンシングへの応用研究について、ご紹介させていただくと共に、私どもが現在進めている新規なテラ ヘルツバイオセンサーの開発についてお話をさせていただきます。


◆参加者 20名

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