活動実績

2006/10/17(火) 第14回メディカルテクノおかやま・サロン

第14回 メディカルテクノおかやま・サロン

(講演と意見交換の会です)

新開発 の閉鎖型全自動細胞培養装置

株式会社Cell Force 安藤 由典 氏


細胞を用いる実験を行う研究者にとって、日々の細胞管理に要する労力(人手と時間)は頭の痛い問題だと思います。今回のサロンでは、(株)日立メディコ系のベンチャー企業(株)セルフォースが新規開発した全自動細胞培養装置を紹介してもらいます。タネの細胞(接着系細胞)懸濁液を入れると、あとは装置が完全閉鎖系のディスポ容器内で増殖させ、数日(週)後には増殖した細胞懸濁液が得られるというものです。サロン当日は実物の装置を持ってきていただきます。実験台の上に乗るコンパクトな装置とのことですので、細胞を実験材料として頻用する研究者には朗報と思います。なお、話題提供者の安藤氏は、再生医療に関する研究経歴を有する研究者であり、本装置の開発者のひとりです。19名の方にご参加いただき、盛会となりました。また、実物の装置を見学させていただきました。


【日 時】 平成18年10月17日(火) 18:00~19:00
【場 所】 岡山大学鹿田キャンパス 総合教育研究棟1階 医歯工学先端技術研究開発センター オープンラボラトリーD 第5・6区画
【参加費】 無料

◆概要
[特徴]
(1)間葉系幹細胞等の接着系細胞が全自動(培地交換、継代、細胞回収等)で培養可能
(2)内蔵CCDにより培養細胞のリアルタイムでの観察、画像撮影可能
(3)画像解析により細胞が接着した状態での細胞数計測及び増殖曲線の作成が可能
(4)完全閉鎖型ディスポーザブル容器を用いたコンタミネーション防止設計(大規模クリーンルーム不要)
(5)デジタルデータ管理による培養操作記録の保存(GMP準拠可)
(6)コンパクト設計(約 90cm×65cm×40cm)
(7)複数台を集中管理可能なシステムアーキテクチャ
詳細はこちらから→装置概要
 

◆参加者 19名

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