活動実績

2007/01/30(火) 第10回メディカルテクノおかやま発表会

■ 平成18年度メディカルテクノおかやま第5回発表会・ 交流会 ■
 
日  時:平成19年1月30日(火) 16:00~19:00
場  所:発表会~岡山大学附属図書館鹿田分館3階講義室
         交流会~岡山大学構内食堂すずらん
 
Ⅰ.発表会

16:00  開会挨拶  メディカルテクノおかやま会長
         岡山大学大学院医歯薬学総合 研究科長 公文 裕巳
 
16:05  「中国におけるステントの治験と医療機器事情」
           株式会社日本ステントテクノロジー 代表取締役社長 山下修蔵
 
【事務局コメント】独自のステント開発を進めている岡山のベンチャー企業・日本ステントテクノロジーは 日本に先駆けて中国で治験を開始しました。そこに至るご経験・ご苦労や、中国における医療機器事情などをお話しいただきます。
日本ステン トテクノロジー:http://www.jstentech.com/
 
16:35  「埋め込み式バイオ人工肝臓・膵臓の開発」
           岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 助手 小林直哉
 
【発表者からのコメント】これまで重度の障害に陥った臓器の機能を回復するには臓器移植によるしか方法 がなかったが、提供されうる臓器数の絶対的不足が解消される見込みはない。高齢化社会を迎えて、慢性疾患に対する対策が緊急な医療上の課題となってきてい る。本質的に増幅可能な細胞を基盤とするバイオ人工臓器の開発が必要である。そこで、我々は、1)Cre/loxP反応を利用した可逆性不死化ヒト細胞、 2)異種間のバリアーを乗り越えるため各種遺伝子改変したブタ細胞、そして、3)多分化能と増殖能を兼ね備えた胚性幹細胞について研究を行ってきたので、 本発表会で紹介する
 
【事務局コメント】 生きている細胞と人工材料の良いところを組み合わせた次世代の人工臓器です。近い将来の実用化を目指し世界の研究グループがしのぎを削っていますが、小林 先生はトップランナーの一人です。他のグループががん細胞由来の細胞や動物由来の細胞を使っているのに対し、小林先生のグループは独自のヒト正常細胞に近 い細胞(可逆性不死化ヒト細胞)を用いることが特徴です。
 小林直哉先生に関する新聞記事:
http://www.optic.or.jp/medical/news/061106gaku1.gif
 
17:15  「ポスト・ゲノム時代に対応したヒト・トランスポーターの構造
                      ・機能解析基盤技術の確立と展望」
           岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 教授 森山芳則
 
【発表者からのコメント】ヒト・ゲノムの解読により、ヒト・トランスポーターの構成員の全貌が明らか になったが、その構造・機能はほとんどわかっていない。ヒト・トランスポーター(変異体・SNPを含む)の構造・機能を解明するために有効な方法の概略と 応用面での展望につき述べる。
 
【事務局コメント】 森山先生はヒトの肝臓や腎臓にあり毒性物質を体外に排出する作用のある新規なタンパク質を発見されました。このタンパク質は医薬品・化粧品などを開発する 際の動物実験に替わる毒性試験システムへの応用、医薬品としての応用などが期待されています。
    森山芳則先生に関する新聞記事:
 http://www.optic.or.jp/medical/news/060908sonota.gif
 
17:55  閉会
 
Ⅱ.交流会  18:00~19:00

 

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