活動実績

2005/10/18(火) 第3回メディカルテクノおかやま発表会

■ 平成17年度メディカルテクノおかやま第3回発表会
 
日  時:平成17年10月18日(火) 17:00~19:00
場  所:岡山大学鹿田キャンパス医学部記念会館2階会議室
 
17:00  開会
 
17:05  「血管分岐部における血球の流動解析-微小循環障害の治療
                     評価を目的とした人工赤血球シミュレーション-」
 
                  岡山大学大学院自然科学研究科(工学系) 助手 百武 徹

 血 管分岐部における血液の流れの解析は、医学系研究者にとって興味深くかつ重要な研究テーマと考えます。本演題では格子ボルツマン法をベースに新たに開発し た数値解析法と、それを用いた微小血管分岐部の人工赤血球の流れの解析結果を紹介していただきます。この研究は血液を循環させる人工臓器を設計する工学系 研究者にも大きなヒントを与えるものと考えます。
 
17:35  「ボツリヌス毒素の臨床応用-毒をもって毒を制する-」
       岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(医学系) 教授 小熊 惠二
 
ボ ツリヌス毒素は最強の神経毒素であり、ごく微量でヒトや動物を斃死させる。毒素の作用機序は、神経伝達物質であるアセチルコリンの放出を阻害し、筋肉の弛 緩性麻痺を起こすことであるが、この作用を利用し、致死量以下の毒素を投与することにより、筋肉が過剰に亢進したために起こる各種の疾患を治療することが 可能である。毒素の新しい精製方法と、泌尿器科疾患への応用について説明する。
 
18:05 「承認取得をめざす医療機器開発の進め方
               -有効で安全な医療機器をより早く世に出すために-」
             (有)日本ベセル 取締役 水野 敏明
 
医療機器、医薬品の製造・販売には厚生労働省の承認が必要です。一般的な製品との大きな違いです。従って、開発の進め方にも承認取得を意識した手法・段取りが必要です。
 本演題では、特に医療機器(医療用具)を中心に、開発の初期段階から承認申請・取得までの進め方について易しく解説していただきます。日本ベセルは臨床試験だけでなく開発初期段階からのアドバイスにも力を入れています。
 
18:55  閉会

 岡山大学医学部記念会館2階会議室にて、第3回発表会を行いました。
 会員に加え非会員の先生や、企業の方、学生さん等約60名にご参加いただきました。

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