製造業 / 浅口市
日本酒「かもみどり」の蔵元です。酒造りは米と水がすべて・・・これが当蔵の基本方針です。 「山田錦」の自家栽培に長年取り組んできました。
慶応三年の創業以来、絶えることなくお酒を造り続けてきました。幕末や第二次大戦をこえて、風土の中に守られてきました。これからも、いつも変わらぬ、この土地の味を造りたいと考えています。
そのためには、ここの水、ここで栽培されたお米、この地に住んでいる人々による酒造りが不可欠です。流行に左右されることなく、最高級に完成されたお酒づくりを進めています。
とりわけ重要なのがお米です。我々の手による自家栽培の原料米には、一般には流通しない、贅沢かつ究極の山田錦を栽培しています。
今は一部のお酒にしか使われていませんが、全量自家栽培の「農産酒蔵」を目指しています。
人の体になじみやすく、そして美味しく飲めるお酒。飲んで頂く方の健康を願い、これからも酒造りを続けて参ります ○美味しいのはお米の力です。○
誰にでも愛されるお酒が優れたお酒とは考えていません。たった一人でも、最高の満足と充実感を感じて頂けるならば、それが作り手にとって最高の喜びです。
私たちが最も重要だと考えるのは、お米の味の自然な甘さや、酸味とのバランスです。決して 淡麗さや、香りの高いお酒を追求はしていません。
なぜなら、日本酒は原料がお米です。ましてや自らお米を栽培をしている私たちには、“お米の美味しさ”をお伝えしたい という念が強くなるからです。当蔵のそれぞれの品物に、この事が醸されています。
流派:備中杜氏
私たちの蔵が位置する岡山県南部は「備中杜氏」の里であり、この流派は旨口(うまくち)のお酒を造ることに長けた流派です。まさにお米の味を生かす技が、この地域に根付いているのです。
企業名 | 丸本酒造株式会社(マルモトシュゾウ) |
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住 所 |
〒719-0232 岡山県浅口市鴨方町本庄2485 |
電 話 | 0865-44-3155 |
FAX | 0865-44-3156 |
代表者 | 代表取締役 丸本 仁一郎 |
創 業 | 1867年 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 20人 |
年 商 | 3億5千万円 |
ここは岡山県の南西部にある鴨方町。自慢は北にそびえる竹林寺山に立つ東洋一の天文台(国立天文台・岡山天体物理観測所)です。
丸本酒造はこの天文台の登り口に開けた「本庄」という集落にあります。一帯は竹林寺山を中心に、東に遥照山、西に阿部山と、尾根続きに連なる400m前後の山々のふもとに広がる田園地帯。小さな町のわりには造り酒屋が多い鴨方ですが、その中でもいちばん奥まった山際に蔵を構えるのが当蔵です。
創業は慶応3年(1867)で、もう100年以上も酒を造ってきました。昔はこのあたりの山にはいくつもの水車があり、谷川の水で石臼を回し、米や小麦を挽いていたそうです。谷間で底冷えのする気候にも恵まれ、なんとも自然の理にかなった特産ではないかと思います。