製造業 / 倉敷市
営業活動の真価は、その提案によってユーザーに新しい価値を提供していくこと。刃物加工業から木材加工機械・設備専門商社へ。それは信頼獲得への歴史でした。
昭和14年。創業者・岡崎茂右衛門によって始まった当社の歴史は、戦後のさまざまな動乱の時期を通過しながら、徐々にその姿を変え今日に至っています。そもそも刃物加工業を生業に岡山市内で商店経営していたものが、扱い商品の拡大による商社的機能が強まる中刃物加工業を分社化・別組織とし、木材加工業向けに各種の機械、製品を販売する純粋な専門商社となったのが昭和27年のこと。以降はその専門性をさらに深化拡大させながら、木材加工分野における岡山県No.1の専門商社としての地位を獲得するまでになっています。さて、もとより小さな業界ですから、当社も現在の地位に安閑としているわけにはいきません。獲得してきた信頼を維持し、さらに強固なものとしていくために、これからも会社を挙げて全社員一丸となり日々創意工夫しながら精一杯の努力を積み重ねていきたいと肝に命じて考えています。
企業名 | 岡崎機械株式会社(オカザキキカイ) |
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住 所 |
〒701-0112 岡山県倉敷市下庄1138-12 |
電 話 | 086-463-2288 |
FAX | 086-463-2280 |
代表者 | 代表取締役社長 関 雅巳 |
創 業 | 1939年9月 |
資本金 | 2,100万円 |
従業員数 | |
年 商 |
(1)プレカット・ニーズへの対応
プレカット木材。
これは、例えば住宅建築などの分野で、施工現場ではなく、工場にてあらかじめ(プレ)裁断・加工(カット)された木材のことを指します。
私たち岡崎機械は、このプレカット木材を生産するためのプレカット機械をはじめとして、木材加工業向けのさまざまな機械・設備を専門的に販売する商社です。
宮川工機や庄田鉄工・平安コーポレーションなど、業界を代表するメーカーと密接に情報やノウハウを交換し、ただ販売するだけではなく、機械・設備に関する総合的なユーザーサポート体制を敷くことによって、兵庫・東中国地区トップの実績を獲得しています。
(2)製品販売だけに終わらない営業活動
建築業界、家具業界、そしてまた中学・高校・大学などの教育関係と当社の取引先は多岐にわたります。
もちろん業界ごとあるいは業務内容ごとに納入する製品は異なり、その各々に対して最も適切な製品とノウハウを私たちは提供していきます。
当社における営業とは、こうした真にユーザーサイドに立った視点の提案活動全般をいい、したがってその提案の結果、まさにユーザーが求める成果を実らせたかどうかにまで責任の範囲はおよぶと考えています。
例としてプレカット生産ラインを提案する場合、当社の営業マンはまず導入前と導入後を時間・コスト・工場レイアウト、さらに将来の経営予測・・・等々、いくつもの角度からシミュレーションそのデータを基本にしてユーザーとともにラインの導入を検討します。
そして、導入後は描いたシミュレーション通りにラインが稼働しているかどうかをチェックし、合わせて日常のメンテナンス、突発的な故障などにも誠意を持って対応していくというわけです。
(3)メリット事業部の発足
以上が当社における事業の流れとそれを一線で支える営業の実際ですが、平成5年7月より信頼感のあるユーザーサポートを実現するために新しい事業部が発足しました。
主に故障などのメカニカル・トラブルを迅速にフォローする、専門エンジニアによるメリット事業部がそれです。
この事業部の存在で、営業とエンジニアリングの二極体制でユーザーサポートが行えるようになり、従来に加えてさらに高い信頼感・安心感をユーザーに提供できるようになったのです。
(4)刃物加工
操業以来続いている刃物加工は、木材加工には欠かせないチップソー・カッター・鉋刃・帯鋸刃の製作、再研磨をおこなっています。
木材加工用刃物以外のプラスチック・アルミ・鉄鋼など、お客様からのあらゆるご要望に添える設備と人材を整えています。
(5)産業機械製造グループの発足
平成21年6月より、食品・医薬品向けを中心として各種産業向けのオリジナル機器を設計・製造するグループが加わりました。
ロボットを利用した機械を主に製作していますが、その経験を活かし木材産業界の省人化・省略化に向けた機器の開発も行いたいと思っております。