近年、人材不足に伴う生産量の低下が深刻化し、産業用ロボットの導入ニーズが高まっている。しかし、その投資は決して安くないため、導入以前に十分な費用対効果やそのほかのメリットが確認されなければならない。そうした不安を解消するため、機械工具の総合商社であるトリツ機工（株）は、経済産業省によるロボット導入を促進するための補助金を活用し、国内７メーカー９種のロボットを展示する中四国初の「瀬戸内ロボットサポートセンタ」を開設した。

重い荷物を積み下ろす荷役作業や部品を選別し並べる作業など、デモンストレーションが見学でき、実際に部品やサンプルを持ち込んで、実機で性能確認も可能。また、プログラム作成やオペレーターの育成、技術指導、定期保守点検の教育の実施も計画中で、ロボット導入を強力にサポートする。労働人口の減少という深刻な現場の課題解消に寄与したいと考え、従来の取引先だけでなく、食品や医薬品、物流など多様な領域における潜在的なニーズを発掘する。

今後は、中四国地域の企業や教育機関などから年間350社・機関の見学来場を見込んでいる。

【おかやま産業情報】2018年年度末号　掲載
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瀬戸内ロボットサポートセンタ／トリツ機工（株）
住所／岡山市南区福成２-19-２
TEL／086-263-3111　FAX／086-264-9699
http://srsc-tori2.com/　／　http://www.tori2.com/