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File.67  株式会社早瀬食品

素材の良さを熟知した職人の豆腐作り

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  • 店内では飲食はもちろん、地域住民のコミュニティの場も創出している
  • 豆腐作りは、素材の良さと季節を熟知した職人の肌感覚が決め手
  • 大豆のうまみを感じる「ざるとうふ」

 昭和23年、先代社長の「暮らしに根付いた食品を提供したい」という思いから、津山市川崎にて「早瀬豆腐店」を創業。当時、全国で50,000件ほどあった豆腐店は、大手量産メーカーの進出や後継者の減少などによって、現在では7,000件程度に減少した。暖簾を守るために「誰が作り、誰を喜ばせるか」を意識して豆腐の製造・販売に取り組んでいる。

 豆腐に欠かせない大豆は、生産者と何度も打ち合わせをして育てた、豆本来のまろやかな甘みと深いコクが特徴の美作産「青大豆」と「もち大豆」を、にがりはカルシウムとマグネシウムを多く含み、大豆の甘みを引き出す瀬戸内海産の天然にがりを使用。

 商品の種類は40~50種類。豆腐を用いたお菓子だけでも30種類はある。また、県内の醤油メーカーと協力して、豆腐や油揚げに合う醤油も開発するなど意欲的だ。

 平成29年に、400年以上の歴史がある城下町・津山城東地区にて「津山城東とうふ茶屋 早瀬豆腐店」をオープン。豆腐料理をメインとしたランチには、献立のヒントも多く、使用された豆腐や湯葉などの売れ行きも好調。カフェで試作品を試食してもらい、直に意見を聞くことで、よりよい商品作りができていると自負している。また、同年に移動販売もスタートさせ、津山市近郊を2台で回り、お客様と日常の会話をすることでリピーターを増やし、販売につなげた。

 近年は「大人になった時に、ふるさとや家庭の味を覚えていてほしい」という思いから、食育にも力を入れている。地域の子ども会や老人会での豆腐作り体験をはじめ、小学校では種まきから収穫、調理までを体験するなど、「食べる喜び」を味わっている。

 当社が豆腐店としてあり続けるには、地域とのつながりを持ち続ける必要がある。まずは、地域住民が喜ぶ商品・サービスを提供し、既存の事業の強化に努めて事業拡大につなげたい。「移動販売が楽しみ」「早瀬の豆腐を食べたい」といった声を聞くため、日々こだわりの豆腐作りに励んでいる。


【おかやま産業情報】2019年秋号 掲載
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(株)早瀬食品
住所/津山市福井2428
TEL/0868-29-7575 FAX/0868-29-7576
http://www.hayase-tofu.com/

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