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File.77  丸田産業株式会社

優しさを忘れず柔軟な発想で地域社会に貢献

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  • 「フォレスト」「カルミア」など、森スタイルを意識したネーミングに。8~50名を収容する会議室には、観葉植物を配置

 当社は、不動産管理の「ビル事業部」、建物やビル設備の総合保守管理を行っている「メンテナンス事業部」、ドコモショップ運営の「エスティティ事業部」、貸会議室の運営と展示会場設営、機材レンタルの「ディスプレイ事業部」、バイクのレンタルを行っている「モビリティサービス事業部」と、多方面で天満屋グループの保有資産を活用し、お客様の利便性向上や地域価値向上につながる事業を展開している。

 令和元年8月、第一セントラルビル2号館に「森スタイル」をテーマとした貸会議室「セントラル・フォレスト」をオープンした。利用者に「森の中にいるような気分で、自由な発想を生み出してほしい」と、観葉植物を置き、アロマオイル、小鳥のさえずりや風の音を流すなど、森の空間を再現する演出にこだわり、他社との差別化を図っている。ネットから空き状況の検索や予約ができ、7時から23時まで1時間単位の利用を可能にした。

 また、落ち着いた雰囲気の空間にリクライニングシートを設置した「お昼寝部屋」は、30分単位の利用が可能。駅前という好立地であるため、昼食後にふらっと立ち寄り、10~30分の睡眠をとることで、午後からの仕事の効率が上がると利用者も増えている。

 コロナ禍でオフィスの分散をはじめ、働き方が劇的に変化する中、新たに短期契約が可能なBCP支援レンタルオフィスを設置するなど、顧客のニーズにも対応している。

 今年3月には、レンタルバイク事業「レンタル819」を岡山駅前、北長瀬、岡南の3店舗で同時オープンした。排気量50ccから1,000cc以上の大型車まで用意。北長瀬ブランチ内の店舗については、ライダーが憧れるレーシングスーツで有名な「クシタニプロショップ岡山」と全国発の複合店舗となっており、今後、コラボ事業を展開していく予定。当初、インバウンド客を想定していたが、コロナ禍で見込み客が減り、逆に三密を避けた郊外への移動手段として利用者も徐々に回復している。

 また、今年8月には同ビルB1Fに「通勤・観光・移動は新しいスタイルで!」と西日本初となる電動バイクのセレクトショップ「スモールEVショップ岡山」をオープンし、コロナ禍での新しいスタイルの移動方法を提案した。取り扱っているEVバイクは、約3.5時間の充電で35km走ることができる車種もあり、低コストで環境にやさしく、通勤や観光にも利用することができる。折りたたみができるものであれば、車に積んでキャンプや旅行先で活用するなど、新しい生活様式にマッチした利用方法にもつながる。

 環境に配慮した事業に取り組むことで、社員一人一人のSDGsへの意識も高まっていった。社内でもSDGs達成に向けた取組を定着させていく。

 「当社は、従来の業務に加え、地元岡山のニーズに合わせ、柔軟な発想で生活をうるおす新たな事業を展開し、今後も地域社会に貢献していきたい」と語る。


【おかやま産業情報】2020年冬号 掲載
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丸田産業株式会社
住所/岡山市北区本町6-36 第一セントラルビル9階
TEL/086-231-7721
https://www.maruta-g.jp/

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