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File.85  谷尾食糧工業株式会社

幅広い食品の提供を通じて食を豊かにする

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  • さくらあんゆであずき:通常商品と比べ、甘さを半分に抑えてさっぱりとした味わい。 さくらあんつぶあん:計量目盛り付きのパッケージで使いやすい。
  • つぶあん、こしあん、好みのおはぎが手軽に作れる
  • ゆであずきと水を一緒に鍋に入れて煮るだけで本格的なぜんざいやお汁粉が完成

 昭和5年、玉野市八浜で谷尾千太郎商店を創業。行商を営む傍らで乾燥あんの製造販売を開始した。あんこ作りに欠かせない水にこだわり、吉井川の良質な伏流水に恵まれた和気町に拠点を移し、昭和40年には、外食産業向けに業務用やOEM商品の販売を手掛ける谷尾食糧工業を設立。

 ゆで小豆の缶詰、ぜんざいや赤飯のレトルト食品など、20種類以上の商品を展開してきた。また、あん製品以外にも、顧客のニーズに応え、冷凍パインやうずら卵、スイートコーンなど、缶詰類に事業領域を広げ、大きく成長させてきた。

 当社のあんこは、上質な水と小豆にこだわり、「さくらあん」としてブランド化している。近年は、より安全・安心な素材を求める中で、化学肥料や農薬を低減して生産するクリ-ン農業を行っている北海道北見市常呂町の小豆を使用し、新製品の開発などを10年前から積極的に取り組んでいる。

 特に、4代目現社長は、新たに市販用商品の販路拡大にも着手。製あん類に限らず自社商品を多数開発し、ネームバリューの向上とあんこ屋から食品総合メーカーへの転換を図っている。

 昨年3月には、巣ごもり需要を見込み、果実入りゼリーやあんアイスの販売を開始するなど、潜在ニーズに目を向けた商品開発に取り組んでいる。大手スーパーを中心とする小売業界に向けた展示会へ年2回積極的に参加するなど、自社PRにつなげている。

 「少子高齢化による人口減少や生活様式の多様化により、季節行事が簡素化してきたことで、消費者があんこを口にする機会が少なくなっていると感じる。今後も、市場の変化をいち早くキャッチし、誰もが身近にあんこを楽しんでもらえるような商品作りを心掛けたい。また、新たな販路開拓も視野に入れ、多角的に市場を分析し、健康志向や利便性といった消費者のニーズを引き出し、スピード感を持って商品開発に取り組んでいきたい」と語る。


【おかやま産業情報】2022年年度末号 掲載
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谷尾食糧工業株式会社
住所/和気郡和気町和気814
TEL/0869-93-1211
FAX/0869-93-3407
http://tanio.co.jp


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