【参加者募集】『MaaS対応に必要な自動車部品サプライヤーに求められる「設計力」』

このたび、おか自ネット開発技術分科会では、MaaSの進展に伴い、ものづくり企業が新たな受注を得るにあたって欠かせない設計力についての解説、未来のモビリティを支える自動車部品サプライヤーに求められる力についてのご講演をいただきますので、ぜひご参加ください。

1 開催日時 : 令和3年7月29日 (木) 10:00 ~ 12:00
2 開催場所 : ピュアリティまきび (岡山市北区下石井2-6-41
3 プログラム : 下記のとおり

時 間 内 容

10:00~
11:00

「電動化・CASE・MaaSの最新動向 ~自動車の大変革を読み解く~」
 ㈱ワールドテック講師 K&Kテクノリサーチ 加藤 克司 氏

(概要)
世界の主要国で、2050年にカーボンニュートラルにするとの宣言がなされ、世界の各国が2030年~40年には全販売車を電動車にする政策が発表される等、自動車関連企業にとっては、その動向は大変注目すべき状況にあります。
そこで、本講演では、電動化の動向を中心とした「CASE」、及び「MaaS」についても最新情報を含めて、分かり易く解説します。

(講演項目)
1. CNEV化の規制や政策に対する今後の対応シナリオ
 (カーボンニュートラルやEV化に関する世界各国の規制・政策動向を踏まえ)
2. CASEの概要とそのキートレンドであるEV化の最新動向
 (EV化による既存製品への影響、今後の注目システム/製品、二次電池etc.
3.MaaSの現状、及び今後の動向
 (MaaSの定義、主要メーカーの対応戦略)

11:00~
12:00

『「設計力」とはやりきる力~品質の99%はいまだ五合目~』
 ㈱ワールドテック 代表取締役 寺倉 修 氏

(概要)
IoTやAIなど技術の急激な進化は、ものづくりの世界を劇的に変えつつあります。自動車部品サプライヤーがこのような変化に対応していくためには、技術力の向上はもちろん、競合メーカーに対して「優位性」を確保することや、お客様からの「信頼」を得続けるという、部品メーカーの基本的な取り組みをも高めなければなりません。そのため、部品メーカーとして、“設計段階が品質・コストの80%を決める”との現実を踏まえた取り組みが極めて大切となります。
本講演は、優位性を確保するための「提案型」の設計、及びお客様の信頼を得るための「こだわり」の設計をテーマに掲げます。

(講演項目)
1.品質不具合は古くて新しい課題 -品質不具合の多くは設計に起因する
2.品質不具合の再発防止と未然防止
  -過去の失敗経験を今の仕事に結びつけることが出来ているか
3.設計の役割 -設計段階の取り組みで品質・コストの80%は決まる
  特に、設計目標値を決める取り組みに負荷をかけることが大切
4.「設計力」とはやりきる力
  -設計目標値(QCD)を120%達成する職場のありよう
5.設計の普遍的な課題 -自然はだませない
  残された12項目を詰めるのにエネルギーの50%を使う
6.設計力を伸ばす -やったと言う実績作りを目的にしていないか
7.いばらの道の先にこそ夢の実現がある
  -プロフェッショナルとは、信念をもち突き進み夢を実現できる人たち
8.部品メーカーとしての「提案型」の取り組み
  
-要素技術の専門メーカーとして
  -お客様の真のニーズを把握する「製品屋」として
9.同じ汗をかくなら世界N0.1を目指そう ―夢を目指したせんだつの言葉

4 定 員 : 30名程度
5 主 催 : おか自ネット 開発技術分科会、岡山県、(公財)岡山県産業振興財団
6 対象者 : 県内自動車関連企業の経営者層、開発設計担当者、技術者他
7 申込締切 : 令和3年7月26日(月) 17:00
8 申込方法 : 参加申込書に必要事項をご記入の上、FAX又はメールでお申込みください。
         案内・申込書
9 注意事項 : 新型コロナウイルス感染状況により、WEB開催へと変更する場合がございます。
10 問合せ先 : (公財)岡山県産業振興財団 ものづくり支援部 研究開発支援課
          担当 勝野・原本
          TEL 086-286-9651  FAX 086-286-9676 E-mail jidousya@optic.or.jp