
デジタル化推進による
生産性向上事業について
新型コロナウイルス感染症の影響により、県内ものづくり中小企業の受注状況は低迷が続いています。こうした中、収益性を改善させ継続・発展していくためには、AI・IoT等のデジタル技術を活用した自動化・省人化等の推進が不可欠です。
このため、本事業では、県内ものづくり中小企業におけるデジタル化の総合的な促進により、加速する産業構造の変化に対応し、生産性の向上を図ることを目的として、以下に示す3つのキーワードを軸とした取り組みを実施しました。
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①経営者等のデジタル化の理解促進
デジタル化の有用性や推進手法を、県内外の事例を交えながら紹介するセミナーを開催 -
②キーパーソンの育成
自社内におけるデジタル化ソリューションを構築するための手法等を学ぶデジタル化推進人材育成研修を開催 -
③企業のデジタル技術等の導入支援
県からデジタル化推進計画の認定を受けた企業に対し、計画遂行のために必要となる設備導入、システム構築等に係る経費を補助し、デジタル化のモデルとなる企業の育成を促進
(デジタル化推進(生産性向上)モデル事業補助金)
また、本事業のアドバイザーとして、中小企業のAI・IoT利活用に係る経営課題の解決を支援する団体である一般社団法人AI・IoT普及推進協会(以下、「AIPA」という。)と協力体制を構築しました。デジタル化を進める企業に対して、AIPAによって認定を受けたAI・IoTマスターコンサルタント(以下、「AIMC」という。)を派遣することで、デジタル化による生産性向上に向けて抽出された課題に基づき、今後の具体的なアクションプランの策定を中心とした支援を行いました。
本事例集では、県内ものづくり中小企業が今後デジタル化を進める上で、参考となる取り組みをデジタル化先進事例として紹介します。
デジタル化推進事例集
デジタル化推進
人材育成研修について
本事業での一環で、県内ものづくり中小企業が自社でデジタル化を推進できる「キーパーソンの育成」を目的として、一般企業向けにDX関連、データ分析、セキュリティと幅広い研修企画の実績を持つ株式会社日立アカデミーの上玉利敦氏を講師に迎え、デジタル化推進人材育成研修を開催しました。
研修には、自社のデジタル化推進に有効な手法を理解し、実行できる人材となることを目標として、県内ものづくり中小企業から13社が受講しました。全4回の研修を通して、Excelを用いたデータ分析演習やグループワークを交えながら、自社の課題抽出やデータ検証の手法等を学びました。
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