「加工の見える化」講習会
|2020年11月25日(水)
切削加工において工具寿命の適正な把握は加工品質の向上、加工コストの削減と大きな関連があります。特に加工条件の厳しい難削材においては加工時間を目安に、経験的に判断しているのが実態です。
岡山県(委託先:(公財)岡山県産業振興財団)では加工技術高度化支援事業の取り組みとして、昨年度より加工の見える化講習会を開催し、岡山県工業技術センターで取組んでいる、加工力を視覚的に捉えた“切削加工現象の見える化に関する研究”をご紹介してきました。
今年度は加工力に更に工具先端の温度測定を加え、深堀りした内容のご紹介と合わせ、外部講師としてヤマナカゴーキン様よりボルト型圧電式荷重センサによる加工現象の見える化の事例紹介、昨年度アンケートで要望の多かったバリついて、ジーベックテクノロジー様より発生のメカニズム等基礎的な内容の紹介と、バリ取りに関する実践的な内容について講演頂きますので、広く切削加工関連企業の技術職の方の参加をお待ちしています。
※開催方法につきましては、会場での開催に併せて、WebでのLIVE配信を予定しております。会場での開催を
基本として進めておりますが、企業様の方針で会場参加が難しい場合はWebでの参加をお願いします。
※今後の新型コロナウイルス感染状況により開催の中止、延期、またはWeb形式のみでの開催へ変更の可能性
があることをご了承ください。
◆ 日 時 令和2年11月25日(水) 13:30~17:00
◆ 会 場 テクノサポート岡山 (大会議室) 岡山市北区芳賀5301
◆ プログラム
1.13:30~14:30
「ボルト型圧電式荷重センサを用いた切削工程モニタリングと切削シミュレーションの事例」
【講 師】株式会社ヤマナカゴーキン ソリューション本部 価値創造技術部 CAEグループ
課長 江藤 洋介氏(えとう ようすけ)
【講演要旨】切削工程モニタリングでは、ボルト型圧電式センサを切削工程に適用し、異常検知、
工具や被加工品に生じる不良検知した事例を、また、切削シミュレーションでは
切削中の被削材の形状、工具の負荷、摩耗量などを予測でき、最適な工具形状、
切削条件の検証に活用した事例を紹介します。
2.14:40~15:40
「バリの基礎とバリ取り自動化ツール紹介」
【講 師】株式会社ジーベックテクノロジー グローバルセールス&マーケティング部
チーフセールスエンジニア 赤尾 友和氏(あかお ともかず)
【講演要旨】重要な工程であるバリ取りですが、従来、人が手作業で対応することが常識化されて
いました。本セミナーではバリ取りを自動化するためのヒントやNC装置で使用できる
ツールを幅広く紹介いたします。
3.15:50~17:00
「切削加工現象と工具摩耗の見える化に関する研究と実演」
【講 師】岡山県工業技術センター 応用技術部 金属・加工科
研究員 余田 裕之氏(よでん ひろゆき)
【講演要旨】NC旋盤上に構築した解析システム(加工力測定の解析と高速度カメラ観察)を用いて、
複雑な加工現象の見える化に取り組んだ研究についての報告とシステムの見学および、
導入された走査型白色干渉計を用いた測定例について実演します。
◆ 主 催 岡山県、 (公財)岡山県産業振興財団
◆ 共 催 岡山県工業技術センター
◆ 受講料 無 料
◆ 定 員 15名程度(会場受講者)
◆ 申込方法 別添の申込書によりメールまたはFAXでお申し込みいただくか、以下の申し込み
フォームからお申し込みください。
◆ 申込先 (公財)岡山県産業振興財団ものづくり支援部 担当:清水、中山
〒701-1221 岡山市北区芳賀5301 テクノサポート岡山
TEL 086-286-9651 FAX 086-286-9676 E-mail:sangaku@optic.or.jp
◆ 申込締切 令和2年11月24日(火)
- 開催日
- 2020/11/25
- 申し込み受付期間
- 2020/10/21 ~ 2020/11/24
- 申し込み方法
- 応募期間は終了しました
- 開催時刻
- 13:30
- イベントのアクセス数
- 16095