今年度の第２５回ワンデーエクササイズは平成３０年１０月２０日(土)に岡山県天神山文化プラザホールにおいて開催されました。参加者は大学３校・専門学校３校・高校１校から全１０チーム、９２名の学生が参加し、「ほっとできる場所」～きになるばしょ～の課題で奉還町2丁目を課題地としました。奉還町2丁目の角地（ｱｰｹｰﾄﾞを含む）については、古くからの街並みを持つ旧山陽道の奉還町商店街と、学生の通学路となる岡山駅からの学生通りが交差する賑わいが希薄になりつつあるように感じます。建築を通して地域に対し開かれた活動を行う岡山建築設計クラブ本年度のテーマ「紡ぐ（つなぐ）」をコンセプトに、幅広い年齢の方々と語らい、明るく活性化につながる提案を求めました。

　提案作品はどれも岡山中心地が未来に向け夢あふれる、人々が集える楽しい空間の表現がされていた。図面、模型の完成度も力作ぞろい、プレゼンにも学生たちからの若々しさと熱さを感じとることができる、夢のつまった作品が並んだ。

　審査にあたっては、審査委員長に建築家の塚本由晴先生をお招きし、具体的で的確な講評は、各作品の取り組んだ成果に対して参考になり今後の課題や実際に社会に出た時の取り組みに生きてくると思います。

　塚本由晴先生にはご講演をしていただき、学生の皆さんは熱心に聞き入り、心に響くメッセージとなったようです。

　今回のﾜﾝﾃﾞｰｴｸｻｻｲｽﾞを終え、学生とＯＫＣとの交流の中からそれぞれに得るものは大きかったのではないかと思います。これからも岡山建築設計クラブの「まちづくり、ひとづくり」のテーマのもと、学校と共に、大切に育てていかなければならないと思います。

• 結果発表

最優秀賞（１点）

　中国デザイン専門学校　ＣＤＣチーム

　みちくさ

優秀賞（２点）

　岡山理科大学　エンドウ・カワダチーム

　「多世代交流型」施設の提案

岡山工業高等学校　岡工建築研究同好会チーム

〇〇のような空間

奨励賞（２点）

　岡山理科大学専門学校　ＲＩＳＥＮ　ダイニングチーム

　ごちそうさま～食が人をつなぐ～

　岡山理科大学　チームＨ

　表裏一帯

学会奨励賞（１点）

　岡山県立大学　県大チーム①

　結　ばらばらであったものが、つながりあって一つにかたまる

総合資格賞（１点）

　岡山県立大学　県大チーム②

　奉還町巻き込み型善循環計画　Ｗellness イキイキ！

とし審査委員長が選定します。

奉還町賞

中国デザイン専門学校　ＣＤＣチーム

　みちくさ

とし奉還町商店街が選定します。

岡山建築設計クラブ賞（３点）

　ノートルダム清心女子大学　チーム

　伝統をCLTでつむぐ　ー人を継ぎ人を育てるー

　岡山科学技術専門学校　Team KAGISEN　

　NEW　HO-KANCHO　MALL　起業家のためのワークシェアハウス

　岡山理科大学　ＹＡＳラボ　チーム

　「食で人と人とを繋ぐ」「いつ訪れても飽きない」

岡山建築設計クラブ　

事業委員長　佐々木　満