2013年度 一般社団法人西大寺青年会議所 スローガン

           

一般社団法人 西大寺青年会議所
第53代理事長 赤木 朋央

               
                     〜志高く地域の絆で未来を拓く〜

                         <基本方針>

                 一、地域に根ざし、絆を深める「まちづくり」
                 一、次世代の担い手となる「青少年の健全育成」
                 一、真のリーダーとして「魅力あるひとづくり」
                 一、会員増強による「力強い組織の形成」



 2011年3月11日に発生した東日本大震災は、津波及びその後の余震により東北地方に大規模な災害をもたらし、日本中に混乱を与えました。震災より一年以上経過し復興に向け進んでいますが、未だ故郷に帰ることが出来ず避難所生活を余儀なくされている方々が沢山います。一日も早い復興が実現出来るよう、そして東日本大震災の記憶を薄れさせることのないよう、長期的・継続的な支援に取り組みます。


はじめに
 我々西大寺青年会議所は1960年に日本で196番目の会員会議所として創立され、本年度53年目を迎えることが出来ました。永きに亘り青年会議所運動を続けてこられた要素としては地域に根ざしていること地域から必要とされる団体であることが重要です。諸先輩方は地域の抱える問題に対して議論し合い解決に導くため多くの諸団体の皆様と共に運動を行ってこられました。今日まで築き上げてこられた素晴らしい功績があることに感謝し、新たな歴史を加えられるよう青年会議所運動を行っていきます。青年会議所の運動は常に地域と共にあり、地域貢献・奉仕活動を通じて青年会議所が掲げる「明るい豊かな社会の実現」に向け邁進して参ります。
 本年度、一般社団法人西大寺青年会議所はスローガンを『初志貫徹』と掲げ青年会議所運動に邁進して参ります。初志貫徹とは、初めに心に決めた志を最後まで貫き通すことです。強い意志と青年としてのビジョンを持って困難に立ち向かうことで、明るい未来が拓けると確信しております。


【地域に根ざし、絆を深める「まちづくり」】
 JC運動におけるまちづくり運動とは、道やビル、公園などといった空間の創造ではなく、社会・経済・文化・環境といった生活の基盤を含めた暮らしそのものの創造と考えます。まちづくりに関わる様々な人々がそれぞれの分野における高度な知識と様々な情報を共有しながら生活を取り巻くあらゆる要素を総合的に検討し、多角的、継続的な運動を通じて、豊かな暮らしを創造していくことこそがまちづくりであると考えます。
 これらを創造するには何が必要なのでしょうか。歴史・文化・自然環境など様々な要因はありますが、全てに於いてその地域に関わる人々がどの様な形で関わり行動をするか、そして、情報を共有するため、まちづくりに関わる人々との交流を深め、諸団体の皆様との幅広い連携を図ることが重要です。我々は視野を広め様々なことを学び、経験することで自らの可能性を広げ、志を持って行動することで明るい豊かな社会の実現が出来ると考えます。そして、地域との関わりを深める事を積極的に行い、絆を深めることで地域に根ざしたより良いまちづくりを創造します。


【次世代の担い手となる「青少年の健全育成」】
 現在の情報化社会において、必要な情報は瞬時に手に入るようになり、パソコンはもちろん、携帯電話やテレビゲームもインターネットに接続し、情報の入手だけではなく手軽に情報発信できるようになりました。情報網を利用して人と人との繋がりは広くなり、会ったことも顔も見たこともない人との交流も手軽に行えるようになりました。便利なツールの発達により、人と人との繋がりは一見広がったように見えますが、その繋がりは浅く、弱いものになっています。繋がりが浅く、弱いものになったことで人と人とのコミュニケーションが薄れ、いじめや不登校、引きこもりや凶悪犯罪の発生など様々な問題が発生しているように感じます。我々は責任世代として次世代の担い手を育成する運動を継続して行かなくてはなりません。次世代の豊かな心を育み、現代社会から忘れられがちである道徳心という日本人が古来より大切にしてきた、人として当たり前の価値観を伝えて行かなくてはなりません。次世代の担い手となる子ども達が失いかけている思いやりや感謝する心を取り戻し、健全で道徳心が備わった大人に成長することを願い青少年の健全育成運動を展開して参ります。


【真のリーダーとして「魅力あるひとづくり」
 青年会議所は、失敗を恐れずにチャレンジする事ができる団体です。但し、失敗があったとしてもそこに至るまでの過程が大切で、一生懸命取り組んで失敗するのと、何もしないで失敗するのとでは、人としての成長が全く違うと確信しています。一生懸命やっている人の周りには自然と人が集まり手伝ってくれます。そしてその人を尊敬し、互いに尊重しあい、いつしか心から信じあえるような仲間になる事も青年会議所の良いところです。この組織で心意気を持って多くの仲間を得ることも、志を持って未来のために行動することも、信念を持って自分を成長させることも、全ては自分次第です。事業を通じて積極的に運動することによって得られる経験の積み重ねは、必ずや自分を成長させてくれます。責任と自覚を持って行動していけば素晴らしい事業が展開され、真のリーダーとして魅力ある人になると信じています。


【会員増強による「力強い組織の形成」】
 青年会議所は40歳定年制がある為、毎年会員を増やさなければ会員は減少する一方にあります。JC運動の基盤は会員で成り立っており、まちづくりを創造する団体としては力強い組織を形成して行かなくてはなりません。会員の減少は事業規模の縮小はもちろん、LOMの衰退を引き起こしかねません。共に行動できる仲間が増えれば、より幅広く魅力的な運動が展開でき、会員増加に相乗効果が生まれます。メンバー一人ひとり再認識すると共に危機感を持ち会員の増強に取り組まなくてはなりません。会員増強に向け意識を高められるようメンバー全員情報を共有し、一致団結して会員増強に取り組んで参ります。


結びに
 青年会議所の綱領に『志を同じうする者 相集い力を合わせ 青年としての英知と勇気と情熱をもって明るい豊かな社会を築き上げよう』とあります。今こそ地域の抱える諸問題に対し真摯に向き合い、不変のテーマである明るい豊かな社会を実現するため、メンバー一丸となり邁進して参ります。