山技振だより2001.10(02.Jan.)
2002年1月1日 発信


Tel.(086)422-6655/Fax.(086)422-6656
sangisin@po.harenet.ne.jp
http://www.optic.or.jp/sangisin/

2001.10(Jan. 2002)
  
 明けましておめでとうございます
 昨年は55周年記念事業などでいろいろお世話になり、ありがとうございました。
  2002年が皆様にいい年でありますように祈念するとともに、親しまれ、頼りになる山技振を目指して努力しますので皆様のご協力をお願いします。  
・技術交流会 1月21日(月)1800〜2030 クラレ労組本部会館 
「川鉄の廃棄物処理システム」
  1.倉敷市・資源循環型廃棄物処理施設整備運営事業への提案概要  福井雅康氏
  2.環境対応型小型焼却炉と廃プラスチック小型油化装置      松隈 隆氏      
   廃棄物は家庭ゴミや産業廃棄物など種類が雑多であるばかりか、処理量もまちまちだ。したがって一つのプラントで全てに対応することはできず、適所適材を考えたプラントの組み合わせが大切です。川崎製鉄(株)はこの考え方で開発、実用化を推進中で、当会は昨年工場見学やサロンで、これらの一端を勉強してきた。さらに倉敷にある10社が川鉄水島製鉄所内にガス化溶融プラントを建設して、廃棄物処理と再利用の計画を予定している。今回は新発足予定システムの概要を福井雅康氏(川崎製鉄株式会社 環境事業部 ガス化溶融技術部)、他の装置例の紹介を松隈隆氏(川鉄マシナリー株式会社 プラント建設部 設計室)のお二人に伺うことにした。これからの廃棄物処理の一典型となることが期待される話しなので、是非ご参加ください。恒例により講演後講師を交えた質疑、交流の会をおこないます。参加費3,000円。

・品質工学入門セミナー 2月1日(金)、2(土) 0900〜1630 倉敷商工会議所 3F 
   山技振恒例のセミナーです。研究開発や製造現場で、より効率的に仕事を進めるための基本的考え方を習得します。現在は不況で金はありませんが、技術者は今こそ金のかからない知恵の出しどころです。知恵をうまく出す技術が品質工学です。前回は29人参加で好評でしたので、さらに内容を工夫し、分かりやすいセミナーを目指しますので、奮ってご参加ください。 参加費 30,000円(テキスト、昼食代込)

・山技振サロン 1月18日(金) 1800〜2000 倉敷駅西ビル8F 村川技術士事務所 
   担当は情報ですが、今回は来年度の企画などについてご意見を頂ければと考えています。参加費1,000円。

・山技振サロン・忘年会 12/20 参加26名
   世紀明けの年は55周年記念行事で多くの人にお世話になった。またノーベル賞は2年続けて日本の受賞と話題は多かったが、各企業は業績低迷で決していい年ではなかった。忘年会は産官学に初参加の人も交え、多いに盛り上がり、交流と新しい年への期待を語り、賑やかな五本締めで締めくくった。

・企画活動委員会開催 1月18日(金)1750〜2000 倉敷駅西ビル8F 村川技術士事務所
   月末に行事が集まったので、1730から委員会、1800からサロンとした。議題は来年度の大略の事業計画、山陽技術雑誌原稿、特に総会の講演講師選定です。新しい試みなどをサロン参加の人も交えて議論したいと考えます。 

・来年の「山陽技術雑誌」の原稿募集
   来年は55周年記念山陽技術賞の業績を掲載予定ですので、受賞者の皆様は先に連絡した様式で、今年中にお願いします。昨年末に催促しましたが、未提出の方はお急ぎください。他に報文とエッセイを募集します。皆様のご投稿をお待ちしています。締切は年末でしたが、一月中旬までなら受け付けます。

 ”気力に欠くるなかりしか”
   景気は混迷の度を深め、政府は学の知識を基にした新事業をと産学提携を声高に言っている。「米百表」を言った舌の根の乾かぬ内に。しかし、新事業や産業低迷の基は企業の責任である。 どんなにいい技術があってもこれを断行する意思がなければ何も興らない。リスクに挑戦する気力を今年こそ大切にしたいものである。

sangisin@po.harenet.ne.jp