山技振だより2002.01(02.Apr.)
2002年4月1日 発信


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2002.01(Apr. 2002)
      
・技術交流会 4月10日(水) 1800〜2030 クラレ労働本部会館 
  「独自技術でベンチャーを起こす」
   平野宗三郎氏(シグマ電子工業(株)代表取締役)                    
   平野宗三郎氏は大企業から独立して、1985年にシグマ電子工業を創立され、「機械振動の極限を追及するシグマの釣合試験機」としてあらゆる産業界、研究施設で2000台以上の実績ある企業に育て上げられた人です。ベンチャーだ、先端技術だと掛け声だけが喧しい現在、これを技術開発を基本として実現された平野氏のお話しは、起業や開発の真髄を聞けるものと大いに期待します。シグマ電子工業の詳細はホームページをご覧ください。http://www.siguma-elec.co.jp。話の後は恒例の交流会でお楽しみください。 参加費3,000円。

・山技振サロン 4月19日(金) 1800〜2000 倉敷駅西ビル8F 村川技術士事務所 
   会員のササベ印刷(株)は平成12年4月、IT関連事業として(株)イー・ネットワークスを設立した。当会ではその概要と関連設備を平成13年2月の工場見学会で拝見。その間の成長、現状、将来などについて関係者にお話しを伺うことにしたい。 参加費 1,000円。

・品質工学フォーラム 3/2 参加8名
   最初に先月のセミナーの反省。時間が短かすぎて質問が十分できない、また本当に理解するには考える時間も必要。解決法として、今までの2日間に1月の間をおいて、もう1日設ける。その間に宿題、練習をやって分からないことを質疑応答する。来年度はこの線で計画したい。その他実際のテーマでの熱心な討議を行った。

・山技振サロン 3/15 参加8名
   ノーベル賞を連続して取った化学だが、化学企業は不振だ。化学関連でいいのは医薬品と花王、富士フイルムなどの加工、最終品業種だ。研究開発の成果が最終製品に直結しているからだ。だから研究は最も効果のある所に集中すべきで、素材産業は最も遠い。では大学の研究は?。産学連携の難しさだ。冷凍食品を味を落とさずに解凍する方法は?。マイナス温度で高電圧下でこれが可能であり、装置が販売されている。大変旨いそうだ。これも水にまつわる不思議現象。

・平成14年度が始まります。今年度は財政健全化、産学連携の具体案などを、会員の皆様とともに推進する覚悟です。一層のご協力をお願いします。
・合同委員会の開催  3/7 参加者16人
  1.平成13年度事業報告と決算報告(現時点での)
2.平成14年度の活動方針と事業計画、収支予算案
3.役員改選 全員改選期。
今年度の予算と決算の違いは品質工学セミナーの参加者半減、法人会員の未納で村川会長にお願いする寄付の額が予算より増加した。役員改選は再選にし、変更ある人は4月中に。事業としては現行事業に、産学連携の具体案を考えたい。

・理事会の開催  3/14 参加者15人
  3月7日の合同委員会で審議したことを審議、議決して、総会に提出する議案とした。  決算について、会長より発言あり「村川が不足分を寄付してきたのはよいが、山技振への参加意識をより強くするため、理事に何分かの分担をお願いする」。趣旨を了解し、各人は持ち帰って検討し、それをまとめて決算とすることにした。(後日、多くの理事各社よりご賛同をいただき、感謝します。)

・銀座の真ん中で野菜をつくる
  世界の工場として台頭してきた中国などに対して「当り前のものを作っていたら日本は負ける。日本でモノ作りをするということは、銀座の真ん中で野菜を作っているようなもの。技術と技能でデンソーにしか作れないものを作っていくしかない」。(技能五輪メダリストを多く抱える(株)デンソー花井取締役、日経ビジネス'02.Feb.22P.45)

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