2004年5月1日 発信


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2004.02(May. 2004)
 
・第59回通常総会、講演会、懇親会 5月11日(火) 1400〜1830 倉敷国際ホテル
 通常総会 1400〜 通常総会は平成15年度の事業報告、収支決算報告、平成16年度の事業計画、収支予算、役員改選、名誉会長推薦などの議案を通じて、当会の現状と将来について会員に審議していただくよい機会です。参加して建設的なご意見をお聞かせください。案内状を差し上げますので、出欠を記し、止むをえずご欠席の方は委任状に署名、捺印してご返送ください。参加会員数が不足すると、総会が成立しませんので、よろしくお願いします。

 講演会 1540〜 「大原總一郎 −−技術革新の旗を掲げて−−」
            安井昭夫(新会長)
 山技振は1946年、敗戦の荒廃から立ち上がるには連携して科学技術振興を計ってこそ地方産業の復興発展ができるとして、クラレ大原總一郎社長の提唱により設立された。大原さんが亡くなって35年、文化人としての大原像はよく語られてきたが、経営者として技術開発に対する考えはどうだったのか。「技術革新というポイントをはずしての経済成長というのはない」。大原さんはこの不抜の精神でビニロン、クラリーノなどを事業化した。安井自身の技術開発を通してみた大原像を振り返り、これからの技術振興の在り方を探りたい。

 懇親会 1700〜 講演会終了後、会員相互の交流の懇親会を開きます。技術振興、新規事業、産学官連携など大いに語り、交流懇親をお楽しみください。
 参加費 5,000円(講演会、懇親会単独なら3,000円。非会員はプラス1,000円)

・山技振サロン 5月21日(金) 1800〜2000 今月から場所を山陽技術振興会事務所で行います。 
 場所をお間違いなく。駐車場無料ですが、倉敷駅から徒歩12分。化学の担当ですが、何でも結構、面白い話題を期待します。 参加費 1,000円。

・技術交流会 4/7 参加者22人
 中国電力の中村孝洋氏の木質バイオマスのエネルギー利用についての話。石炭に10%程度の木材を混焼することで、電力収率をほとんど下げることなく利用できる。フィンランドの木材利用は平地、伐採機器の大型化、木材全使用の考えなど面白いが、日本への適用は条件が違うので直ぐには困難。エネルギー利用が日本には最適。しかし、収集のコストなどと電力コストの問題が常に経済的評価の壁になり、議論が集中した。

・山技振サロン 4/16 参加6人
 環境カウンセラーの土師英樹さんに栗田工業時代も含めて話しを伺った。水処理や廃棄物処理は経済性を常に問われ、技術的にはできてもなかなか実施困難。後半は「FMくらしき」に出演した安井の吉備の国クラスター、山技振、民芸館などの生放送を聞いた。

・平成16年度文部科学省の創意工夫功労者の大臣表彰伝達式
 4/16テクノサポート岡山で行われた。当会が推薦した3事業所、5件、7名全員が受賞した。心よりお祝いします。受賞者はクラレ(株)岡山事業所の人見祥徳さん、クラレ(株)倉敷事業所の瀬口和弘さん、JFEスチール(株)西日本製鉄所(倉敷地区)の榊田明さん、田尻徳男さん、北村昇さん・浜野訓行さん・吉田和則さん。受賞者は13名で、多くの人が経験10年以上の努力の結果でした。今年も募集があり、ご案内しますので、奮ってご応募ください。締切は8月末。

・岡山TLO開所 4/2
 岡山県下の各大学の科学技術を企業に移転する機関として岡山TLOが発足した。本部を(財)岡山県産業振興財団の中に置き、大学と企業との技術移転の橋渡しに本格的に取り組むことになった。ご要望あれば積極的に活用されたい。

・岡山光量子科学研究所開所 4/17
 岡山県がこれからの先端科学技術の一つである光分野の基礎研究をしっかりやろうとして開所した。当面は二宮所長(京大教授)、副所長2、主任研究員1、研究員3、事務3で発足。コペンハーゲン大学ニールスボーア研究所と提携・共同研究する。ニールスボーア研究所長ジャクソンは挨拶で「科学は科学のためのみに存在する」と打ち上げ、県の応用期待との差が見え隠れする。どうか世界に通用する成果を挙げられることを祈念するのみ。  

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