2011年2月1日 発信


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2010.11(Feb. 2011)
・技術交流会 2月24日(木)1800〜2030 クラレ労働組合本部會館 
  「酒津焼」について 
   岡本研作氏(酒津焼五代 岡本章氏の長男)

 酒津焼は明治2年に初代岡本末吉が鶴形山の麓に開窯したのが最初で、明治9年に良質の陶土を求めて酒津に 窯を移しました。以後140年にわたり、素朴で、健康的な優雅さ、生活に潤いをあたえる日用品を作り、倉敷の焼物の中心として続いて おります。研作氏はこの酒津焼のよき伝統を受け継ぎながら、各種の試みで、酒津焼に新風を吹き込みつつあります。参加費3,000円

・特許相談会(無料)2月18日(金)1000〜1600 山陽技術振興会事務所

 担当は中務茂樹 弁理士で、専門は化学一般ですが、どのような分野のご相談にも応じます。 できれば、ご予約をお願いします。

・山技振サロン 2月18日(金)1800〜2000 山陽技術振興会事務所

 先月度は休みましたので、今年最初のサロンです。今年度の計画などお話ください。

・工場見学会 1/26 国家石油ガス備蓄(JOGMEC)「倉敷基地」 参加者14名
・定員一杯であつたが、寒さのせいかドタキャンが5名で残念。地下岩盤に4本のトンネル、合計40万トン のプロパンガスを備蓄、(プロパンでは世界一、岡山県の2年分の使用量)総工費1,500億円、今年3月で略工事は完了し、再来年度 位から備蓄開始の予定。最終のトンネル先端、地上との連絡部まで見学できた。久し振りの巨大工事の見学で参加者大満足。

・品質工学フォーラム 1/15 参加者7名

 セミナー開始前のフォーラムで、堀野さん担当の実験準備の議論が盛ん。テキストの文字化けなどの処理。 やっと面白い実験ができそう。

・タグチメソッド(品質工学)入門セミナー 1/28,29,(2/19) 参加者5名

 応募はクラレ、JFE、日本オリーブ 合計6名だったが、当日発熱のための欠席が1名。参加者5名に講師らは6名。 2グループで、講義、実験開始。実験も順調に推移し、前半のセミナーは無事終了。仕上げは2/19。

・第6回「村川技術奨励賞」募集
 第6回「村川技術奨励賞」の募集を11月から開始、現在手元に5件の申請書到着。3月に審査委員会を開き、 3件の受賞者を決定する予定。

・再び根岸英一教授(ノーベル賞)の光合成による炭水化物合成について
前月に根岸教授の「二酸化炭素の減少ばかりを議論するのでなく、二酸化炭素から光合成による炭水化物を 合成する技術開発をやるべきだ」の言葉を評価した。しかし、内容が明らかになるにつれて、おかしくなってきた。最初は 二酸化炭素を使い、食料や燃料(どれも大量消費されるもの)を創ると言っていたのが、医薬品などを目的とするになってきた。 目的がゆれて、変化してきている。地球上の二酸化炭素の量は巨大ですから問題なので、この議論をするには大量消費されるもので ないと無意味です。もう一つ二酸化炭素は最も安定なもだから、これから有機物を作るには大量のエネルギーが必要です。 触媒は反応を促進するだけで、生成エネルギーを変えるものではない。鼻くそのように少ない医薬品原料としての二酸化炭素使用は 全く不適で、単なる触媒研究の一つでしかなく、国を挙げて取り組む問題などではない。これに120人もの研究者が集まっている と言うのは笑止の沙汰です。謹んでイグノーベル賞を進呈したい。

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