2011年6月1日 発信


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2011.03(Jun. 2011)
・震災復興チャリティーセミナー開催 6月14日(火)1330より 倉敷商工会議所 主催 (社)山陽技術振興会、倉敷商工会議所 共催 潟Wェムコ日本経営 協賛 樺国銀行
 公益法人としては何か皆さんに喜んでいただけるセミナーを開き、セミナーの収益金は、日本赤十字社を通じ 、被災地復興の寄付に当てる。
・「震災復興を新価値創造のチャンスに!!」
  小川康暢氏(潟Wェムコ日本経営 常務取締役)
・「原発事故の全貌と行く末」
   武田邦彦氏(中部大学教授)
武田教授は環境問題の論客として有名、旭化成ではウラン濃縮研究所長。
申し込みは倉敷商工会議所 Fax.086-426-6911まで、定員100名です。

・技術交流会 7月6日(水)1800〜2030 クラレ労働組合本部会館
 「新生クラリーノ」
芦田哲哉氏  (クラレ岡山事業所 クラリーノ開発部長)
 人工皮革クラリーノは今年で創業45周年を迎えます。クラリーノは当時世界最強の繊維・化学会社、ナイロンの デュポン社の合成皮革コルファムに対抗して企業化、改良を重ねて、コルファムに勝ち、45年になりました。一昨年から有機溶媒を使わず、 排水量や発生二酸化炭素を大幅削減した新プロセスを実現し、新しいクラリーノの展開を図っています。今回はこの新クラリーノについて 技術、市場についてお話を伺います。終わって恒例の懇親交流会、参加費3,000円。

・山技振サロン 6月17日(金) 1800〜2000 山技振事務所
 総会後初めてのサロンです。事業予定、山陽技術賞など、大いに議論してください。 参加費1,000円。

・第66回通常総会開催 5/20 倉敷国際ホテル
・総会 出席45名、委任状48名、合計93名。22年度事業と決算審議、23年度計画と予算審議、役員改選は8名 辞任、6名選任。監事1名の交代が議決。 今年末の公益法人化に向けて、定款改訂を審議、何れも原案通り議決された。

第6回村川技術奨励賞授与 応募6件より下記3件9名に賞状と賞金60万円が贈られた。
・「道路周辺の3Dモデル高速生成技術の開発」島田英之(岡山理科大学 工学部)、吉川 慶、嶋田幸二、新井 知、井口光宏 (以上潟Eエスコ)
・「コンクリートのひび割れ防止溝の形成体と新しい施工法の開発」守安紀彦((有)守安ハウジングパーク)
・「活性元素を添加した耐食コーティング技術の開発」曽 珍素、峪田宜明、田尻さや香(倉敷ボーリング)

講演会 参加者52名 「都市鉱山」 荒木清史氏(DOWAエコシステム且謦役リサイクル事業部長)DOWAグループの歴史、事業展開を実例 をあげながら広範囲な事業を展開。金属の精錬、回収からBDF、糞尿からメタン発酵まで。岡山事業所のBDFは1200kl/年で、日本では最大規模。 金を例にとると資源として循環してなく、服飾品などとして埋蔵されているものが1/3以上あり。

懇親交流会 参加者47名。 講師、受賞者を交えて活発な意見交換が行われた。
・地震予知失敗で学者ら7人起訴 
 ・日本の話ではない。2009年4月のイタリヤ中部地震で、6万人被災、309人死亡したのは、国の防災庁付の 委員会が、地震発生の6日前に大地震の可能性は低いと発表したのが原因として、過失致死傷の罪で委員会メンバーの学者ら7人を 起訴した(5月25日)。
我々は東海、南海大地震の可能性はよく聞かされ、菅首相は浜岡原発は30年以内に80%で大地震が起きるからと して、全面停止を命じた。一方3/11の東日本大地震は可能性は0と言われていた。今になると、いや兆候はあったなどの後付説明が 多発している。しかし、予知と後説明は全く別物である。多額の研究費を長年使い、この大地震の予知も外れたのでは、責任は誰に あるのか。イタリヤ人ならずとも起訴したい気持ちが湧くのは当然である。地震予知が言われ始めた頃、「予知はできない。その金が あるなら、起きた時にどうするかを研究すべきである」として東大教授を辞めた人がいたように記憶する。予知学者に真の覚悟と、良心 をお願いする。同様に地球温暖化の学者にも。
 3/11の大津波以後、津波警報が簡潔になった。以前は震度3,4の揺れがあると、津波の 警戒を延々と流し、結局津波が来た例はなかった。最近は直ちに津波の心配なしと言っている。大変良いことで、当然だが、では前は何で あんな無駄なことをやったのか。参考までに理由を聞きたい。やろうと覚悟すればできることは多い。

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