2011年8月1日 発信


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2011.05(Aug. 2011)
・山技振サロン・夏の大交流会 8月25日(木)1830〜2030 倉敷アイビースクエア

東日本大震災からもう4月半になるのに、全てにすっきりしませんが、これらを吹き払ってすっきりしましょう。 この夏の大交流会は当会の行事の中では総会と共に最も参加者の多いものです。昨年は音楽が喧しく、話が聞き取りにくかったので、 今年は静かな日を選びました。旧交を温め、新しい出会いを求める絶好の機会です。皆様お揃いでご参加ください。参加費3,500円。 2時間の時間限定です。

・技術交流会  7/6 「新生クラリーノ」 参加者15名
・芦田哲哉氏(クラレ岡山事業所 クラリーノ開発部長)クラリーノの歴史、何故環境対応が必要かの説明。プロセスから 有機溶剤排除は環境改善ばかりか、エネルギーコストを大幅に削減できた。海島構造繊維に対する弛まぬ開発努力の賜物である。新生クラリーノは 「ティレニーナ」(イタリヤ語で「海」)としてスポーツ用靴など多方面へ展開中である。話題からクラレOBが多く、懇親会では昔話に花が咲いた。

・品質工学フォーラム  7/9 参加者6名
・大いに呼びかけたが、集まったのは常連のみ。一時クラレは大変活発であったのは何故か、上司が熱心で、よき指導者がいたからとなった。 次の手を打ってみてはどうか。
@ 今年10,11月に無料、半日の品質工学説明会を実施する。
A 東京で熱心にセミナーを開いている(財)日本科学技術連盟の 鈴木氏と連絡を取り、東京の様子を聞くとともに、田中・堀野の本も出たから、東京に出前講義をしてみたらどうか。

・山技振サロン  7/15 参加者6名
・次の技術交流会は9月下旬、岡大から人選することにした。 山陽技術賞について、5年間に何も成果がないことはないでしょう。自薦、他薦結構ですので、大いに手を挙げてください。 話題はやはり、東日本大震災と政局の話になる。何となくすっきりしないモヤモヤ感がみんなにあるような気がする。

・平成24年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(創意工夫功労者賞) 及び岡山県工業技術開発功労者表彰の候補者推薦が始まる
推薦がないと合格はありませんので、皆様奮って手を挙げましょう。詳しくはHPか事務局にお問い合わせください。 締め切りは当会着8月19日でお願いします。
文部科学大臣表彰(創意工夫功労者賞)http://www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/1305478.htmの一番下の公募要領 のP.58〜62
岡山県知事表彰 (岡山県工業技術開発功労者)http://www.pref.okayama.jp/soshiki/kakuka.html?sec_sec1=43 産業振興課 の下の方に開発功労者の項あり。 

・「山陽技術賞」の推薦も。締切9月末日 
 ・今年は当会設立65周年です。11月25日に倉敷国際ホテルで記念式典、「山陽技術賞」の授章を行います。 この賞は当会会員で過去5年間に顕著な業績を挙げた企業、個人を表彰するものです。自薦、他薦を問いませんので、ご推薦ください。

・無料セミナー 「東日本大震災後のTPPと地域経済」7/7 約40名 商工会議所 当会協賛  
 ・田邊敏憲氏(埼玉大学大学院 客員教授) 大変大雑把な話で、真面目に聞くに耐えない。農業に対してTPPは怖くない。理由は アジアでも食料不足で、農業嫌いが進んでいるので、輸出できる量は多くない。もう一つの道は一次産業に工業化を導入して、成果を輸出せよ。例:ノールウェイ 漁業→養殖機械→機械輸出。最後に倉敷市バイオマスコンビナート構想の大風呂敷。下水処理のメタン発酵だが、岡山の企業が米国より技術導入したそう。 マイクを持ち、常にボードに向かって数字を書きまくり、しゃべりまくる。質問が一つしかなかったのも尤も。

・「机上訓練のむなしさ」を解消する方法はあるのか 
 ・今年の4月号、東日本大震災で何故ロボットや無線機を使用しないのかを問題にした。平素日本のロボット技術は世界一と言われていたからだ。 ロボットは徐々に使われだしたが全て外国製である。何故か。東電に言わすと実績がないからだとのこと。外国は戦闘用の原爆を持ち、原子力空母、潜水艦を常に動かしている。 ロボットでも米国をはじめ外国産はイラク、アフガンなどで実用・改良を重ねて 信頼性ありとのこと。ただ一機、千葉工大などの国産「クインス」が急斜面の瓦礫を登り、分析操作をやった。それでも初出動に一か月の訓練をやったそうだ。これに反し、 国産の無人重機(パワーショベルなど)は大活躍だ。火山の噴火による火砕流や有毒ガスでの実績があるからだ。当会の人材育成教育でも「安全体験」への 参加が最も多い。
 イラクで 弾のこない、安定な場所での治安維持だけを受け持つだけで、いざと言う時、自衛隊は真の自衛ができるのだろうかと大変不安である。 非常時の想定訓練の難しさを示しており、よほど腰を据えた訓練が必要であろう。

・山陽技術振興会のお盆休みは8月13日(土)〜16(火)とします。

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