2011年9月1日 発信


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2011.06(Sep. 2011)
・技術交流会 9月29日(木)1800〜2030 クラレ労働組合本部会館
「薬のしくみ、大学発の新薬誕生を目指して」
加来田 博貴 準教授(岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科)

ガンやアレルギーを薬を使って治療したい。それには病気の原因究明とその原因を防ぐ新しい化合物(薬)が必要である。 加来田先生は新薬を目指して鋭意研究されていますが、この度は難しい話は別にして、病気の起こる原因と、それを防ぐ薬の作用について 分かりやすく話していただきます。終わってから恒例の交流会があります。参加費3,000円。

・山技振サロン 9月16日(金)1800〜2000 山技振事務所

実りの秋です。当会創設65周年の準備もあります。皆様のお知恵拝借です。参加費1,000円。

・山技振サロン・夏の大交流会 倉敷アイビースクエア 参加者43名
・朝から時々雨で気がもめたが、倉敷アイビースクエアの中庭からフローラルコートに移し、予定通りに開催。 久し振りに旧交を暖め、お互いの知人を紹介し、各人の意見を披瀝し合い、和やかな2時間だった。最後は恒例の高島さんによる5本締めで 閉幕した。

・「山陽技術賞」の推薦も。締切9月末日 
 ・今年は当会設立65周年です。11月25日に倉敷国際ホテルで記念式典、「山陽技術賞」の授章を行います。 この賞は当会会員で過去5年間に顕著な業績を挙げた企業、個人を表彰するものです。自薦、他薦を問いませんので、ご推薦ください。

・平成24年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(創意工夫功労者賞) 及び岡山県工業技術開発功労者表彰の候補者推薦
・ 大臣表彰は3事業所、5件6名の推薦があり、8/18県に関係書類と共に郵送した。今年は地道な創意工夫が多く、それぞれ 努力の結果が実感される成果ばかりで、来年の春が楽しみである。知事表彰の推薦は残念ながらなかった。 

・放射能の怖さはどこまでか 
 ・8月は広島、長崎に原爆が落とされた月だ。3/11の福島原発の核物質漏れと合わせて、マスコミは核反対の大合唱だ。 しかし、本当にどれほど怖いのかは不明だ。東大の小佐古教授が「国が20ミリシーベルトと決めたのはけしからぬ。1ミリにすべし」とテレビで 涙ながらに訴えると、皆大賛成。常識は100ミリ以下なら影響なしだが。
こんな時は自分の近くの人を見よ。友人の一人は同日広島におり、暑いので 建物の陰で下士官が「暑いから日陰にいるようでは軍人にはなれない」などの話を聞いていた。投下直後、下士官はほとんど形がなくなっていた。 彼は建物のため外傷はなく、何もなくなった広島から数日かかって岡山に帰った。 もう一人の友も同じようだった。彼らは今もガンにもならず、82才を生きている。原爆の語り部達は当時を生々しく語るが、皆さん80才 前後で、あんなに放射線を浴びたはずなのに元気だ。
 朝日新聞に久し振りにいい記事が載った(8/4)。広島原爆に遭った月下さん(70)は福島原発から 25キロ北の避難所でボランティアとして暮らし、「私は被爆者ですが、こうして元気に生きています。皆さん不安かもしれないが、大丈夫てすよ」。悲惨な話 ばかりより、どれだけ安心、元気づけられるか。チェルノブイリは25年前のことだが、直接死亡は28人、甲状腺ガンは6,000人だが、死亡は15人。しかし、 100万人に精神的な問題が出たそうだ。安心感がいかに大切か。
この機会にキュリー夫人伝を読んだ。女性、異邦人、貧困と闘い、研究を続け、 2度のノーベル賞に輝いた。指先がぼろぼろになるなど、放射能まみれの生活を続け、2人の娘を事無く育て(長女はノーベル賞)、彼女の料理メモも放射能のため 現在鉛箱に保管中と言う。 67才、再生不良性貧血で死去。ポーランドへの愛国心、人間はかくも心身共に強く生きられるものかと感銘。今、前向きに原発を安全にするのが 第一だとする技術者がいないとは情けない。今までの科学、技術を否定して、これから何の進歩があろう。ノーベルはニトログリセリンを制御して歴史を作った。
どんなに注意しても人間の1/3は癌になる。ミリシーベルトが1だ、5だと心配するよりは、健康に良いという三朝のラドン温泉にでもつかって、 大らかな生活をしたいものだ。善は急げと三朝温泉に予約を入れようとしたが、お盆中は満杯だった。市民はマスコミほど馬鹿ではないと、断られたのに心は晴れやかになった。

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