2017年5月1日 発信

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2017.02(May.2017)
・第72回通常総会など:5月23日(火)1500〜1900 於倉敷国際ホテル
1500〜 第72回通常総会(平成28年度の事業報告、決算。29年度の計画と予算)
1610〜 第12回村川・難波技術奨励賞授賞 3件9名
1630〜 記念講演(60分)「美術と科学のランデブー」講師 大原あかね氏(大原美術館理事長)。昭和21年に山陽技術振興会(当初は南陽技術振興会)と倉敷民芸館を設立し、同時に戦時体制で休眠中だった倉敷商工会議所を再スタートさせた大原總一カの孫にあたり、昨年大原美術館理事長に就任された。山陽技術振興会の創立71年目に相応しい清新の風を送って頂けるものと期待している。
1740〜 懇親会 参加費5,000円、講演会か懇親会一方のみは3,000円。

・第2回工場見学会:「ナカシマプロペラ玉島工場」6月23日(金)14:30〜
 2月に訪問した日本エアロフォージのすぐ傍にある舶用大型プロペラ工場である。日本の貿易の99.7%(重量ベース)は船舶、すなわちプロペラで支えられている!

・工場見学会  「ヤンマー潟oイオイノベーションセンター倉敷ラボ」 4/21 参加14名
H29第1回工場見学会(4月21日(金)1530〜1730 倉敷市船穂町柳井原2303-2)  ヤンマー鰍ヘ、1912年(明治45年)山岡孫吉が創業した百年超の優良企業である。新たな百年のパラダイムシフトとして農業分野に進出するために昨年倉敷市にオープンした研究開発拠点を見学した。土壌診断のための各種分析装置は外部からの依頼にも有償で対応する由である。棟9mの農業用ハウス(スペイン製)が目を引いた。ここでは、高さを生かしたトマトの栽培技術開発を行う由である。葉かきや剪定などで生じた農業廃棄物は、特殊な高速発酵菌で堆肥化すると共に発酵熱もエネルギーとして利用するシステム開発も行っている。当研究拠点では、国内外の研究開発機関や企業と積極的に連携を図る“オープンイノベーション”を標榜しているので、地元企業との連携も期待される。

・山技振サロン 4/20 参加5名
 参加5名で、今年度最初のサロンとしては寂しいスタートとなった。

・文部科学大臣表彰伝達式(創意工夫功労者賞)、岡山県県知事表彰(工業技術開発功労者)[4/21於テクノサポート岡山]
文部科学大臣表彰:当会推薦授賞者は2件4名(昨年は4件4名)
河合幸治 JFEスチール叶シ日本製鉄所倉敷地区「溶鉱炉ガスホルダー点検方法の考案」
渡邊幸一 JFEスチール叶シ日本製鉄所倉敷地区「溶鉱炉ガスホルダー点検方法の考案」
塚村省二 JFEスチール叶シ日本製鉄所倉敷地区「溶鉱炉ガスホルダー点検方法の考案」
大戸孝文 渇サ繊ノズル製作所「異型紡糸用ノズルの工具及び工程の改善」
県知事表彰の当会推薦者はなし(推薦は1件1名)。大臣表彰は上位の愛知、三重、静岡とは格段の差がある。今年も推薦は6月に始まる。周りの方に声を掛けて多数応募ください。


・情報高速伝搬社会〜ICTとAIの行方〜
 このところ世の中の変化が激しい、と言うより”酔歩”のごとき動きをする。人も企業も国もちょっと躓いただけで奈落の底まで転げ落ちる。ネット社会と呼ばれる人類社会は、レジリエンスの失われたシステムの様に見える?人々やジャーナリズムの知る権利と報道の自由と直感的判断力はいつも正義に裏打ちされたものなのか?魔女狩りではないのか?
 一方、AIの活躍は目を見張るものがある。AIで腕を磨いたと言われる最年少プロ棋士藤井君は、入段以来負けなしの14連勝、先週は非公式戦ながら羽生四冠にも勝った。昔の囲碁ソフトは、例えば一の1に打つと簡単に狂ってくれたが、現在のソフトは強い。昨年は世界チャンピョンのイチャンホにあっさり勝ってしまった。10年は掛かると言われた進歩を一年で成し遂げた。AIの進歩は、まさに疲れを知らない子供の様である。AIを思いも掛けない分野に利用しようとする動きも活発である。AIが、われわれの手の届くところまで降りてきて、大勢のヒトが触って見ることが出来るようになれば、爆発的に何かが起こるような予感がある。(kajix)

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