2018年5月1日 発信

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2018.2(May.2018)
・第73回通常総会など 5月22日(火)1500〜1900 倉敷国際ホテル
1500〜 第73回通常総会(平成29年度の事業報告、決算報告、30年度の事業計画と予算、役員改選、定款の一部改訂[理事会開催規定])
1610〜 第13回村川・難波技術奨励賞授賞 4件12名
1630〜 記念講演会(60分):「雑草は害草、それとも益草?」沖 陽子氏(岡山県立大学副学長)
1740〜 H30年度第1回理事会(役員改選期なので会長などの人事案件)
1800〜 交流懇親会 参加費5,000円、講演会か懇親会一方のみは3,000円。
・平成30年度文部科学大臣表彰(創意工夫功労者賞)伝達式並びに岡山県工業技術開発功労者表彰式(岡山県知事表彰)日時:平成30年4月19日(木)930~1100、場所:テクノサポート岡山大会議室
 (1)平成30年度創意工夫功労者賞(文部科学大臣表彰)[採択数:岡山県全体5件、山技振推薦授賞3件/申請5件] 1)「プラント停止時の廃水処理改善」釜本徳敏・野上文久(旭化成叶島製造所)2)「鋳込み作業における酸素開孔冶具の考案」亀沢健之・三宅大貴・矢野翔大(JFEスチール叶シ日本製鉄所倉敷地区)3)「ガイド自動開閉化の為の引っ張り棒の考案」岡添伸一・平野郁夫・鶴野正則(JFEスチール叶シ日本製鉄所倉敷地区)
 (2)平成30年度岡山県工業技術開発功労賞(県知事表彰)[採択数:岡山県全体9件、山技振推薦授賞3件/申請5件] 1)「水島地区コンビナート連携強化の推進」笹木敏行(JXTGエネルギー叶島製油所)2)「金属材料試験技能士の育成」北野英俊(JFEテクノリサーチ椛q敷事業部)3)「直径6mを超える大形プロペラ特殊製造用設備の開発とIoT利用による作業能率の向上、製品品質の向上」堂園英朗(ナカシマプロペラ梶j
今年も推薦は6月に始まる。採択率は概ね50%、周りの方に声を掛けて多数応募ください。過去に不採択となった申請課題の改訂版もOKです。
・第40回未来の科学の夢絵画
 全国入選作品 岡山2件 @【発明協会会長賞】「善いことチャージポイントカード」久富康平(玉野市立第二日比小4年)、A【朝日中高生新聞賞】「電車から安全ビーム」横山侑汰(岡山大学教育学部付属中学校1年)
・山技振サロン兼企画委員会 4/20 参加6名
 今年度最初のサロンとしては寂しいスタート。未確定の行事予定について意見交換。山陽技術雑誌の内容についても意見交換
・H30第1回工場見学会 「丸五ゴム工業竃{社工場」4/26(木)14:00〜16:00 参加15名
 古くから倉敷市内にある本社工場とあって会員外の参加も多く、和やかな見学会になった。本社工場の主力製品「防振ゴム」の役割は、車のエンジンからの振動と道路からの振動を防ぐことにある。EV車になるとエンジン振動はなくなるが道路振動はなくならない。EV化の流れは確実に進むが、20~30年かけて進むので十分変化に対応可能と見ている。
・瀬戸大橋架橋30周年
 1988年着工、10年後の1998年4月10日開通した瀬戸大橋は、このほど30周年を迎え、様々な記念事業が行われた。私の郷里は、四国の反対側に位置する佐田岬半島である。これまでに宇高連絡船に150回、瀬戸大橋に100回乗った勘定になる。祖母の口癖「四国は天皇陛下様が居られん島じゃけん・・・」が解消された歴史的な日であったが、祖母はもう居なかった。昭和32年に大学に入学してからは年3往復以上宇高連絡船を利用した勘定になる。当時は、乗客が列車から降りて連絡船に乗り込み、デッキから列車が連絡船に乗り込むのを眺めた。その2年前までは、乗客を乗せたままの列車が連絡線に乗り込んでいたものだが、紫雲丸事故(昭和30年)を機に乗客を列車から降ろして、別々に連絡線に乗せる方式になった。最終的には、乗客しか乗せない連絡輸送船になった。【紫雲丸は、高松市紫雲山からとった命名であったが、竣工直後から紫雲やシウンは縁起が悪いとうわさされ、3年間に4度(1度は沈没事故)も事故に遭遇していた。5度目がこの紫雲丸事故である。
 瀬戸大橋構想の歴史は古く、1889年(明治22年)香川県議会議員大久保ェ之丞が讃岐鉄道開通式の祝辞で瀬戸大橋架橋を提唱したのが基とされる。1955年(昭和30年)5月11日、国鉄連絡船紫雲丸による事故(修学旅行の小学生など死者168名)があり、事故後香川県議会が「宇高連絡鉄道建設促進に関する意見書」を国に提出、3年後の昭和33年3月香川県議会に高松・岡山間海底トンネル架設建設促進案の調査特別委員会が設置され、同年7月、それまでの海底トンネル案に対し香川県議会は瀬戸大橋架橋案を決定し、香川・岡山間橋梁架設に関する意見書を提出、10月香川県が第1回瀬戸大橋架橋計画書を作成、政府・国会に陳情。この前後の推移を見ても瀬戸大橋架橋に関しては香川県の圧倒的主導で事態が進行し、天皇陛下様の居られる本土側(岡山)の活動は極めて地味であった。〈KAJIX〉

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