2021年3月1日 発信

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2020.12(Mar.2021)
 岡山県の新型コロナ感染者数が2月27日一人になった。1月の状況と比べると2月は格段に良くなった。緊急事態宣言や自粛の効果は確かに表れているらしい。京阪神を含む6府県の緊急事態宣言が2月末で解除される模様であるが、東京を含む関東圏は治療中患者が多く、医療体制に不安があるので引き続き継続される。岡山県は、新規感染者が急速に減少したのだが、過去に感染して現在も治療中の患者がまだ100人以上居られる。また、感染経路不明の変異種新型コロナ感染者が県内で2件確認された。経路不明というのは不安である。2月にお知らせした通り、3月16日開催予定の第2回理事会は書面開催に変更します。5月20日開催予定の第76回通常総会も予断を許さない状況です。
・工場見学会、技術交流会、山技振サロンは引き続き全面休止します。
・令和2年度第2回理事会【予定:令和3年3月16日(火)18:00~19:00 於倉敷商工会議所】は、『書面開催』に変更します。
 主たる議案は、第76回通常総会の議案審議です。【第1号議案:令和2年度事業報告、第2号議案:令和2年度収支決算報告[(1)令和2年度基本事業収支決算、(2)令和2年度財務諸表に対する注記、(3)令和2年度人材育成事業決算、(4)令和2年度公益決算[正味財産増減計算書(損益ベース)]]、第3号議案:令和3年度活動方針事業計画、第4議案:令和3度収支予算計画[(1)基本事業、(2)人材育成事業、(3)公益法人事業]、第5議案:研修室資金の凍結一時解除、第6議案:役員改選、第7議案:定款改訂[一部字句修正]】※お願い:改選期ではありませんが、理事変更の予定・希望等があれば事務局に連絡下さい。手続きが必要です。
・令和3年度第1回理事会【予定】
 日時:令和3年5月20日(木)14:00~15:00(総会前)、於倉敷商工会議所
・山陽技術振興会第76回通常総会【予定】
 日時:令和3年5月20日(木)15:00~18:00、於倉敷商工会議所 (1)総会15:00~16:00、(2)村川・難波技術奨励賞表彰式、(3)講演:未定、講師:未定、(4)懇親会なし
・第16回「村川・難波技術奨励賞」
 締切を延長したが応募は増えず、現在までの応募案件で採否を決める。
・「山陽技術雑誌Vol.69」締切を延期して8編の投稿が集まった
 会員各位のご協力により雑誌広告も例年通り獲得できた。ありがとうございました。「山陽技術雑誌」は毎年5月300部発行、当会会員・広告主および当会と雑誌交換のある企業・研究所・大学・国会図書館など90ヶ所に発送する。
・川崎医科大学KMSメディカル・アーク2021 with MTO 【オンライン開催】
 開催2021年2月10日(水)12:00~16:00、川崎医科大発、医学・医療・福祉そして健康科学の分野での産学連携活動の活性化を目指して (山陽技術振興会後援):WEB開催は、一つ一つの扉を開けないと展示物が見えないので「一覧性に欠ける」という欠点は避けられない。大槻副学長自ら参加のフィナーレ・ダンスは圧巻!
・ロボカップジュニア2020岡山ブロック大会 in ライフパーク倉敷
 倉敷の新型コロナ急増を受け2月に延期:当会会長特別賞賞状と記念品を授与した。チーム名:あんのうん(unknown)八幡大祐(高2)、祢屋希(高2)。
・人材育成講座
 リモート講義の実現範囲が拡大し、グループ討議やロールプレイも可能になり、計算演習は手上げやチャット機能を使うとreal講義以上に効率的である。しかし、人気の体験型講座(500人)中止の影響は大きく、年間を通じての落ち込みは60%減。リモート指導者の拡充が急務で3名体制を目指す。講座数で見ると、年初計画89講座が、57講座中止、実施32講座、新規追加7講座、合計39講座実施予定。年間受講者数は、一昨年度2900名、2020年度は年間1033人の予想で、自立採算ライン年間2000人を大きく割り込み、大幅赤字は避けられず、来年度は研修室基金の一時凍結解除も視野に入れる。例年企業訪問で受講者増員を図る営業活動の時節であるが、2度目の緊急事態宣言を考慮してリモートとし、昨年実績を基に50カ所の「企業・事業所」を選定してリモート説明会を提案・調整し、2月末までに23を終了、残り27を3月中旬までに実施。
・人材育成事業統括人事
 5年前から人材育成事業に関わり、3年前から人材育成事業統括として困難な時期の舵取りを務めて頂いた山下節生氏が2月末に退任し、後任として植田章夫氏が3月1日付で就任します。
令和3年2月27日 第一回人文知応援大会(意外に面白かった!) 大会宣言の紹介
 コロナ禍は人間や社会の営みが生み出す様々な歪みを炙り出しました。私たちは、豊かな人間性を軸とするより良い未来をデザインするため、人間の共感力や創造力を一層磨く源泉となる人文知を広め、生かす努力をすることを宣言します。 『第一回人文知応援大会大会宣言に寄せて』世界は今、山積する困難な課題に直面している。この混迷の時代、より良い未来を築き上げるためには、個別分野の専門知識を超えたすべての学問・文化・芸術が歴史的に育んできた知と感性の総体としての「人文知」を羅針盤とすることが必要である。私たちはそう信じて「人文知応援フォーラム」を結成し、第一回人文知応援大会を開催した。『宣言』前世紀後半から顕在化し始めていた文明のマネジメントの負の側面が自然の生態系への負荷増大と、世界規模の格差拡大や社会の分裂を生み、近年、世界各所で価値観の揺らぎと社会の混乱を引き起こしてきた。日本でも、世界でも未来への不安と閉塞感が広がっている。そこに襲来したコロナ禍は人類社会が内に秘めていた深刻な亀裂を炙りだし、世界の構造とそこに生きる各個人の日々の生活に大きな影を落としている。今、私たちが直面する課題は、深く、重い。その課題に挑む知恵と力の源泉が「人文知」である。@人文知は、世界の人々が多彩な文化と生活があることを互いに理解し、尊敬しあう基盤を作る。A人文知は、日本が国の姿を整え世界の中で確固たる立ち位置を築く力となる。B人文知は、あらゆる活動の中に世界レベルの創造力と挑戦力を育てる知恵となる。C人文知は、一人一人の生活が豊かで思いやりのあるものであるように後押しする。私たちは、知的誠実さをもって、新しい時代を作る知恵と力の源泉である人文知を社会に広く浸透させ、人類社会発展の歪みを正していくことがこれからの日本の最優先課題であると確信して、ここに、第一回人文知応援大会大会宣言を発表する。【kajix】

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