2021年8月1日 発信

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2021.5(Aug.2021)
 
・[競争的資金・補助金情報】コロナ禍でも各種補助金があります。ご希望の企業・個人に配信します。メールアドレスを再度連絡下さい[sangisin@optic.or.jp]
・恒例夏の大交流会(アイビースクエアー・ビアガーデン)は、残念ながら中止です。
・技術交流会、工場見学会、山技振サロン(兼企画会議)も当分休会します。
・岡山県知事表彰(岡山県工業技術開発功労者)は、10月1日(金) 山技振必着(岡山県締切10月8日(金))
 企業や団体でこの道一筋の技術開発・人材開発に取り組んで来られた方々を推薦下さい。詳細はURL参照
【http://www.pref.okayama.jp/page/721363.html】応募予定を前以てご連絡頂くと幸いです。
・第65回大原孫三郎・總一カ記念講演会
 7月の予定が10月7日に変更 17:30-20:00 於倉敷公民館大ホール「大原労働科学研究所創立百周年記念事業」の一環として開催される。作家江上剛氏の講演と大原労働科学研究所関係者によるパネルディスカッションが開催される。
・第65回岡山県溶接技術競技会入賞者表彰式〜於メルパルク[中止]
・文部科学大臣表彰(創意工夫功労者賞)
 7月19日(月)山技振締切で3件7名の応募あり、岡山県締切7月26日(月)に合わせて、候補者調査書、補足説明資料、住民票一式、等を岡山県担当に提出。
・公益社団法人山陽技術振興会の年次手続き
 事業報告、役員変更、年次報告等の法務局登記、公益法人事業報告システムへの電子登録等、一連の作業を実施中。
・人材育成事業
 講座受講者は、コロナ禍を想定した計画に沿って順調に推移している。最終的に平年の66%程度を想定。新しい試みとして、企業担当者向けに「実証講座」を無償で実施、アンケートが好評なので本講座化も考える(「事例から学ぶ労災」、「考える力」)。教育担当者会議(6/18)、27回アドバイザリーボード会議(7/30)を通じて、Zoomの脆弱性、リモート講座の課題と対処法、アフターコロナの見通し、オンデマンド型ダイジェスト講座、等について討議。
・当事務所のお盆休みは 8月12(木)〜16(月)とします。
“晴れの国おかやま”全国一位を維持
 梅雨が明け、オリンピックが始まり、岡山にも夏が来た。気象庁は10年ぶりに改定した気象データの平年値を発表した。この中で、岡山県は降水量1ミリ未満の年間日数が全国1位の座をキープしたことが分かった。平年値は過去30年間の気象データを平均した値で、気象庁が10年に1度更新している。岡山県では3月に公表された1991~2020年の値を基に、降水量1ミリ未満の日数について都道府県ごとに集計した。それによると、岡山の降水量1ミリ未満の日数は年間276・7日で、10年前の前回(1981~2010年)より0・1日減ったものの、全国平均(247・4日)を29・3日上回り、4回連続で首位を守った。2位は山梨で276.1日、3位は兵庫の271.7日、4位広島、6位香川、7位和歌山、8位徳島、9位大阪で瀬戸内周辺の天候の穏やかさが示された。岡山は、年間降水量の少なさも1143・1ミリ(全国平均1661・5ミリ)と長野に次いで2位となり、前回の3位からランクアップした。岡山県ではこうした気象データを根拠に1989年から「晴れの国」をキャッチフレーズに使用。県政の中期行動計画・生き活(い)きプラン(21~24年度)でも県が持つ優位性の一つとして明記している。ただ近年は大雨による災害が頻発。18年7月の西日本豪雨では甚大な被害に見舞われ、県公聴広報課は「『晴れの国』とはいえ、決して油断はできない。より安心して暮らせる地域になるよう、災害対策をしっかり進めたい」としている。岡山が「晴れの国」であることが改めて裏付けられたことを踏まえ、県は、新型コロナウイルス禍で注目される地方への移住・定住や企業誘致の推進に向けてアピールを強める方針だ。
 “晴れの国おかやま”の継続がデータ的にも支持されたことは喜ばしいことであるが、この素朴なキャッチフレーズの根拠が「降水量1ミリ未満の年間日数が全国1位」であることを認識している県民・国民がどの程度居られるだろうか? “晴れの国おかやま”と聞いて想起するイメージは? などについて考えてみた。
 気象庁では、雲の量が1割以下の状態を「快晴」、雲の量が2割以上8割以下の状態を「晴」、9割以上の状態を「曇」と定義している。47都道府県で「晴れの日」が一番多いのは香川県、岡山県は16位、日本一「快晴」の多いのは埼玉県で、岡山県は15位である。言い換えると、岡山県は1ミリ以上の雨が降る日(=雨の日)が一番少ない県(=[快晴+晴+曇]の多い国)なのである。
 さらには、感覚的に違和感を伴ってしまうのが「雨」の種類と定義である。天気予報で「霧雨」と出た場合には、雨滴の直径が非常に小さい0.5mm未満のものがこれに該当し、1時間雨量が1ミリ以上のものなら「雨」である。1ミリ未満の雨量であれば小雨と言われているが、気象庁の基準から見るとたとえ雨粒が身体にまとわりつく天気であっても、1ミリ以上の雨量にならなければ「雨」ではないのである。 ちなみに、降水確率は1時間で1ミリ以上の雨が降るかどうかで判断するので、霧雨や小雨は該当しないことになる。また、降水確率0%かつ「曇り」の予報でアウトドアに出かけたのに「雨」に見舞われた、と思っていても、「雨」に満たない雨量であったのであれば天気予報が外れたわけではないのである。このような事情を勘案すると“雨降らん国おかやま”というのが正確な表現だが、“晴れの国おかやま”の方が魅力的だ。【kajix】

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