2022年3月1日 発信

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2021.12(Mar.2022)
 この一週間はニュースの主役が交代し、コロナに代わってウクライナがトップニュースになった。「21世紀にもなってこのような『戦争』が起こるとは信じがたい」との感想を述べる知識人が居られたが、確かにその通りの一面もあるが、武力を用いた「戦闘」は世界のどこかで起こっており、その意味で世界から「戦争」が無くなったことはないのである。昨年の山陽技術雑誌に遺稿を掲載させて頂いた元会員岡崎正樹さんは、海外青年協力隊として二度にわたりタイとヨルダンに派遣された。ヨルダンに行って間もなくイラ・イラ戦争がはじまり、治安のよい隣国ヨルダンには戦争を逃れた多くの難民が流入して来たらしい。「そちらは大丈夫か?」の問いに対し、「ヨルダンの人も生活も平穏で全く変わりない」という。不思議な気がした。ウクライナ・ロシア間の交渉が始まったようだが、予断は許さない。
・工場見学会、技術交流会、山技振サロンは引き続き全面休止。
・令和3年度第2回理事会【予定:令和4年3月29日(火)1800~1900 於倉敷商工会議所】は、状況により、real/web/書面開催のいずれかで開催します。
 Web開催の可能性について事前に各理事にメール・電話で問い合わせします。主たる議案は、第77回通常総会議案審議です。【第1号議案:令和3年度事業報告、第2号議案:令和3年度収支決算報告、第3号議案:令和4年度活動方針・事業計画、第4号議案:令和4年度収支予算計画、第5号議案:研修室資金の積立、第6号議案:役員改選(改選期)、第7号議案:定款改訂[一部字句修正]】
 【お願い:理事変更の予定・希望等があれば早めに事務局に連絡下さい。】
・山陽技術振興会令和4年度第1回理事会【仮日程】
 日時:令和4年5月26日(木)1400~1500、場所:倉敷商工会議所(総会前に第1回理事会を開催)
・山陽技術振興会第77回通常総会【仮日程】
 日時 令和4年5月26日(木)1500~1730、場所:倉敷商工会議所(1)総会1500~1600、(2)村川・難波技術奨励賞表彰式、(3)記念講演:1630~1730「丸五グループ100年の歩み〜もっと愛される100年へ」、
講師:岡本卓郎氏(丸五ゴム工業株式会社会長)、(4)懇親会なし
・「村川・難波技術奨励賞」募集
 第16回「村川・難波技術奨励賞」の募集を11月から開始、締切を2月10日に延長したが、追加応募はなく、現在の応募案件について審査して採否を決める。
・「山陽技術雑誌Vol.70」原稿募集
 7編の原稿が集まり、広告についても新規申し込みも含め順調に進行中。 「山陽技術雑誌」は毎年5月300部発行、当会会員・広告主および当会と雑誌交換がある企業・研究所・大学・国会図書館など約100ヶ所に発送。
・川崎医科大学KMSメディカル・アーク2022 【オンライン大会】
 2022年2月9日(水)12:00~16:00(山陽技術振興会後援)、完了。
・岡山県立入検査
 2月22日(火)13:00〜 3年に一度の立入検査完了。今後、指摘事項・指導に基づいて改善を行う予定。
・人材育成事業
 年明けからオミクロン株による感染急拡大の影響で出前講座のキャンセルが相次ぎ、今年度業績見通しを下方修正せざるを得なくなったが、何とか黒字決算実現の見込み。受講促進のための企業訪問を順次実施しているが、まん延防止等重点措置適用に伴いZOOMでの活動主体に切り替えて継続中だが、大幅に遅れている。
『専門家』
 2月24日にロシアがウクライナに侵攻し「戦争」が始まったとされる。テレビには、今まで見たことも聞いたこともない「専門家」が登場していろいろと蘊蓄を傾けてくれる。安井さんが生きておられたら、「あいつらに何が分かりゃー」と一刀両断で切り捨てたと思われる。コロナの初期もそうであった。北海道大学の西浦博先生が「30万人死亡」の恐れありとの予測を発表し、「人との接触を8割減らせ」と呼びかけ「8割おじさん」と呼ばれた。先生は、統計学の専門家であり、感染症の治療に携わったことはない(尾身先生も同様である)。西浦先生の発言は、功罪両面があり、「自殺者が増えたのはお前のせいだ!」という理不尽な誹謗中傷から、「よくぞ日本を破滅から救ってくれた!」との過剰評価までさまざまである。先生は、宮崎医科大学出身で、広島大学大学院で保健学博士を取り、国内外10指に余る病院、研究所、大学に勤務された経験がある。これらの多様な活躍が評価されたのか、2020年8月に先生は京都大学環境衛生学教室の教授に転任された。現代の市民は、食べ物すら自分で判断出来なくなった。自分の判断を放棄して、「専門家」に依存しすぎているのではないだろうか?一方、専門家は「危ない、危ない」と言ったもの勝ちである。【kajix】

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