2022年4月1日 発信

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2022.1(Apr.2022)
 「新年度がスタートしました。毎年4月は年度の始まりで、入学進学人事異動など新たな気持ちで未来への希望を抱いて迎えるのですが、今年の春はいつもと違います。日本列島が、世界中が新型コロナウイルスで大混乱しています。」ここまでは一昨年と昨年の挨拶ですが、今年は少し違います。全国のまん延防止等重点措置は解除されました。しかし新規感染者は行きつ戻りつしています、というより再爆発の気配すら感じられて不気味です。しかし、新型コロナと長期間付き合ってきた経験から、どうすれば感染しないか各自自分なりに学習しました。プロ野球も始まりました。低空飛行で良いので、このまま行動制限のない状況が続いてほしいと願っています。山陽技術振興会総会も広い会場に一つ置きに座れば大丈夫と見て新装倉敷商工会議所を確保しました。記憶に残る記念講演は、3年前にめでたく百歳を迎えた丸五グループを代表して岡本卓郎氏(丸五ゴム工業椛纒\取締役会長)に「これまでの100年とこれからの100年」を語って頂きます。総会が開催出来ますよう祈って下さい。今年一年変わらぬご支援をお願いします。

・山陽技術振興会令和4年度第1回理事会 令和4年5月26日(木)14:00~ 倉敷商工会議所
 (今回は、総会に先立ち第1回理事会を開催します。)
・山陽技術振興会第77回通常総会 日時:令和4年5月26日(木) 15:00~17:00、場所:倉敷商工会議所
 (1)総会15:00~15:30、(2)記念講演15:30~17:00「丸五グループ100年の歩み〜もっと愛される100年へ」、 講師:岡本卓郎氏(丸五ゴム工業 代表取締役会長)、(4)交流会:なし
・第17回村川・難波技術奨励賞
 西原禎文・伊藤(加藤)智佐都(所属:広島大学大学院先進理工系科学研究科)「超高密度不揮発性メモリに資する単分子誘電体の開発」
・山陽技術振興会令和3年度第2回理事会 令和4年3月29日(火)18:00~19:00 於倉敷商工会議所
 出席者 理事27名中18名出席、監事2名中1名出席により理事会成立。第77回総会提出議案について審議
@第1号議案「令和3年度事業報告」、A第2号議案「令和3年度収支決算報告」(関連説明:会計ソフト導入に伴う変更)、B第3号議案「令和4年度活動方針と事業計画」、C第4号議案「令和4年度収支予算」、D第5号議案「役員改選」、E第6号議案 「規程類一部改訂の件」、F第7号議案「事業内容の変更に関する申請手続きの件」。
T.令和3年度の事業報告と決算、令和4年度の計画と予算案(通常総会提出議案審議)
1)令和3年度の事業報告と決算:コロナ禍の影響を受け計画未達に終わった。技術振興事業(講演会、工場見学会、技術交流会、山技振サロン)は全面休止となった。人材育成講座は15年目、「コロナ禍でも企業の人材育成を支援する!」との姿勢で対応し、安全体験講座を除き、ほぼ全面的にリモート実施可能となった。結果として年間では74講座を実施し2228人受講となり、採算ラインを確保した。技術普及事業は、技術情報提供(山陽技術雑誌Vol.69、山技振だより毎月1日発行)は実施、第17回村川・難波技術奨励賞は受賞1件に決定。文部科学大臣賞は、山技振から5件推薦、岡山県工業技術開発功労賞は2件推薦。顕彰事業は、岡山県生徒・児童発明工夫展および未来の科学の夢絵画展に山陽技術振興会会長賞を授与した。第71回岡山県児童・生徒科学研究発表会の優秀作品4件に会長賞を授与した。 上記議案に関する詳細資料一式を理事、監事に配布し、審議の結果、賛成多数で原案通り可決された。本案を基本とし、年度末の必要な微修正を加えて5月の会員総会に提出することも了承された。
・山陽技術雑誌Vol.70
 原稿9件と広告の入稿完了、初校作業中。
・「山技振サロン」「技術交流会」「工場見学会」その他の会合は世の中の様子を見ながら再開する。
・人材育成事業
 (1)3/23に2022年度全講座終了。出前等23講座を含む全74講座を実施、延2228名が受講。黒字決算となったので、懸案の研修室資金積み増しを実施。(2)定例の担当者会議を3月4日リモートで開催。(3)受講者確保のための企業訪問(リモート主体)は10社終了、諸般の事情で遅れている。一方、次年度講座に30社から延2243名の受講申込があり、定員超過講座を調整中。企業側には根強い教育ニーズがある。
安井元会長の7回忌
 春の彼岸に山技振の有志数人で墓参りをした。奥様にも声を掛け、ご希望により同道して頂いた。墓は四御神にあり、墓地の入口が秘密基地のように分かり難い。前回は3回忌だったと思うが、今回も付近を30分以上も徘徊してようやく墓地にたどり着いた。墓地の中でも離れのような場所にあり、筋を間違えると安井さんの墓には到達しない。皆が迷っている様子を見ながら安井さんは雲の上からカンラカンラと笑っているに違いない、と言いながら墓参りを済ませた。安井家は黒住教なので御影石の墓には「一級信教安井昭夫之奥津城」とある。真中より右側に彫り込まれており、左側は空けてある。焦って焦ってようやく探し当てた安井さんの墓に手を合わせながら、一同安井さんから警策を受けたようなスッキリした心地で墓を後にしたものである。片手の掌に乗るほど小さな未熟児として生まれ、医者にも見放された小さな赤子が人並外れた大きな鳴き声だったという理由で生かされて、日本化学会の「化学語り部」にも選ばれたのだから世の中分からないものである。【KAJIX】

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